窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「野性の証明」

薬師丸ひろ子、衝撃のデビュー。

題名野性の証明
原作森村誠一
監督佐藤純彌
音楽大野雄二
出演■主人公/薬師丸ひろ子(長井頼子)
自衛隊・政府関係者/松方弘樹(皆川、特殊工作隊のリーダー)、リチャード・アンダーソン(ロバーツ大佐、特殊工作隊顧問)、鈴木瑞穂(久我、陸上自衛隊奥羽方面総監部幕僚長、除隊を希望する味沢を引き留める)、丹波哲郎(和田、陸上自衛隊奥羽方面総監)、大滝秀治(野村、立てこもり事件の際に現場にて特殊工作隊の投入を指示)、芦田伸介(坂本、防衛庁長官)、角川春樹自衛隊隊長)、ジョー山中(特殊工作隊隊員)、他
■警察関係者/夏木勲(北野、宮野署刑事)、ハナ肇(村長、宮野署警部)、他
■保険会社/高倉健(味沢岳史、外交員)、北村和夫(永川、支店長)、原田大二郎(渡会登、味沢の部下・特殊工作隊隊員で味沢の監視役)、他
■羽代新報/中野良子(越智朋子、記者)、田村高廣浦川隆志、越智朋子の先輩記者)、他
■大場一族/三國連太郎(大場一成、大葉グループ会長)、舘ひろし(大場成明、一成の一人息子)、成田三樹夫(中戸多助、中戸組組長)、梅宮辰夫(井崎昭夫、中戸組幹部)、きくち英一(根本、中戸組組員・ホステスに焼きを入れる)、他
■その他/寺田農(ゲリラの首領)、北林谷栄(息子を大場に殺された老婆)、絵沢萠子(ひろみ、ホステス)、田中邦衛(バーのマスター)、剛達人(暴走族)、他
公式サイト野性の証明 : 角川映画
制作日本(1978年10月7日公開)
時間143分
劇場自由が丘

感想

薬師丸ひろ子が「お父さん、怖いよ。何か来るよ。大勢でお父さんを殺しに来るよ」というテレビコマーシャルや、隙間から彼女の目だけを覗かせたポスターなどが異様に怖く、またそそられるもので、映画を見たいなとずっと思っていた。ようやく封切りから3年以上経ってその思いが叶ったことになる。

普段映画など滅多に見ないため、比較はできないが、スケールの大きな作品だなということ、それから、冒頭からとにかく人が次々に死ぬ。最初は驚いたが、だんだんマヒして何も感じなくなっていく。それでも最後、長井頼子が死ぬところはショックだったし、劇場内でも鳴き声が聞こえた。

エンディング曲は心に刺さる。

配役

中野良子は越智美佐子(集団虐殺事件に巻き込まれて死ぬ)と二役。

監督

前年の「人間の証明」に続いて本作を手掛けるが、角川映画はこの2本のみ。

(2020/4/20 記)