窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

あの頃はみんな若かった

踊る大捜査線 THE MOVIE(OD1)」、「踊る大捜査線THE MOVIE 2/レインボーブリッジを封鎖せよ!(OD2)」とふたつの映画を立て続けに見て、確かによくできているし面白い、その一方で、どうも話を作り過ぎているというか、間延びしているような気もして、ここはひとつ、初心に戻ってテレビ本編をもう一度見ようじゃないかと、DVDを買ってきた。

以前から欲しかったのだが、躊躇してきたのは、ビデオでは1本に3話ずつ収録されているのに、DVDでは2話ずつしか収録されていないのである。おまけに第一巻は一話のみ。つまり、6巻買わないといけないのだ。ビデオは4本でいいのに……

そのDVDも結構高い。映画がかつてないほどの興行成績を上げ、ビデオの売上も記録に迫るだか記録更新したかで、モトはすっかり取れているのだから、一巻あたり1500円とか2000円くらいでいいんじゃないかと思う。そうしたらとっとと全巻買ったのに。と思いつつ、これまで買っていなかったのだ。

しかしまあ、意地を張っても仕方ない。ここはひとつ「大人買い」を、と思ったもののやはり一気に買うには躊躇があり、取り敢えず1巻と2巻を買ったのであった。

なぜ収録数が少ないか、事情が判明。通常放映版とは別に、解説付バージョンがあったから。それで、3話とも通常放映バージョンと解説付バージョンを立て続けに見る。まあ、連休中でもないと、なかなかできない技ではある。

第一話の冒頭で神田署長が秋山副署長に「今、何年?」と訊く場面がある。青島君のあまりに時代がかった尋問に漏らすのだが、副署長は「1997年です」と答える。そうか、これは1997年の物語なのだ! 当時は、こんなテレビドラマが放映されていたとは知らなかったし、ましてのちに自分がそのことをこんな記事に書くとは、想像もしなかったが。

また、水野美紀の若さというか瑞々しさにびっくり。最近は彼女も30歳になり、オトナの女というイメージが強いが、当時22歳とあってみれば当然か。

思っていたよりはるかに面白かった。みんな若い。何よりスピード感がある。やはり「踊る」はこうでなくちゃ……