窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

Mr.&Mrs. スミス

題名Mr.&Mrs. スミス
監督ダグ・リーマン
出演ブラッド・ピット(ジョン・スミス)、アンジェリーナ・ジョリー(ジェーン・スミス)、他
公式サイト「Mr.&Mrs.スミス」
制作USA(2005年12月3日公開)

アクションあり、笑いあり、ミステリー風でもあり、お色気シーンもちらほら。そして意外な結末。ひとことで言えばとても楽しめた。

映画評などを見ると、デートで見るには最高、というような評が目に付いたが、どうだろう。映画が終わったあと、お互いのパートナーを見て、溜め息が漏れたりはしないだろうか。まあ、ここまでの美男・美女のカップルだと、焼き餅を焼く気にもなれないかな。

こうした映画は細部にケチをつけても仕方ないのだろうが、しかし、気になったことがいくつかある。

  • Mr.スミスとMrs.スミスが、それぞれ別の組織に所属する殺し屋であることを、夫婦が互いに気づく前に、それぞれの組織が知るところとなった。そしてその組織がともに協力し、この夫婦がお互いに殺し合うように仕向けた……というのがコトの筋書きだったわけだが、これはちょっと無理があるだろう。こうした組織はメンバーのことを徹底的に調査するだろうから、メンバーの配偶者が別の組織の人間であることに気づく、ということはあり得るかも知れない。しかし、対立する組織である。共同作戦が実行できるとはとても思えない。
  • 組織から追われるようになるまでは、二人とも、それなりに稼いでいたことだろうが、襲われて家も倉庫も丸焼けにされた時点で、全財産を失ったのではないか。この時は殺されるところだったのだから、命が助かっただけでも幸運だったといえるが、その後、家を建て直した資金はどこから調達したのだろうか。
  • 組織から逃げ回っている間に、二人とも、自分の組織で最も親しかった人間にコンタクトを取り、組織に内緒で協力を取り付けている。……が、これが最も嘘くさい。いくら個人的に親しかったからといって、組織のお尋ね者がコンタクトしてきたら、まず組織に報告するだろう。黙って協力などしたら、自分も殺される。命を賭けるほど親しかった間柄には見えない。

ところで、ブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリーは私生活でも本当に付き合っているそうだ。ブラッド・ピットは、実生活でも(あんな風に)アンジェリーナ・ジョリーの尻に敷かれているのであろうか。

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シカゴ発、さすがに早い。

どちらもカッコよすぎて…セレブオーラがスクリーンに溢れかえっているのだ。

まさに。