窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

ウルトラセブン一気視聴 (2):Vol 4〜5

登場人物の顔がふけている

現在の僕は既に当時のキリヤマ隊長の年齢を大きく超えているのだけど、画面でキリヤマを見て、自分より年下には見えない。彼が今の僕の上司でも違和感がない。子供の頃から見続けていて、そう刷り込まれているせいなのか、とも思うが、他の隊員はちゃんと若く感じる。ふけて見えるのはあの髪形のせいか……。#5で登場したユシマ博士が29歳と聞いてずっこけた。

煙草の吸い過ぎ

昨年、ひし美ゆり子さんを囲んでの上映会で「ウルトラ警備隊西へ」を観た時にしみじみ感じたのだが、登場人物が次から次へと煙草を吸うのは、今の時代感覚では異様なくらいだ。ご存知の通り、あの有名な#8は煙草を吸うことが事件の発端となるわけだが、そうでなくても、キリヤマ、フルハシが作戦室の中で煙草を吸っていたりする。ひし美さんが「あの頃は煙草を吸うのが一人前の大人の男、みたいな感覚がありましたから……」とおっしゃっていたのが当たっているのかも知れない。

各話コメント

  • #16「闇に光る目」:調査機を侵略のためと誤解したアンノンが先手を打って攻めてくるシチュエーションは、#14〜#15の「ウルトラ警備隊西へ」と同じ。あれだけの被害を出して、ウルトラ警備隊は懲りなかったのか? こうした傲慢な態度は#26「超兵器R1号」へつながっていくのだろう。
  • #17「地底GO!GO!GO!」:マグマライザー初登場。地底都市が侵略者によるものなのか、地球の先住人類によるものなのか、何の調査もせずとりあえず爆破してしまった。驚いたことに、モロボシダンもこの破壊活動に何の疑問も抱いた様子はない。自分が殺されそうになったからか? ここで(初めて)ウルトラ警備隊は異文化に対して恐ろしく残忍で冷酷であることが明らかになる。このテーゼは「ノンマルトの使者」へ続く。
  • #18「空間X脱出」:ダンを残して去ろうとするキリヤマの決断は、リーダーとして致し方ないとはいえ、アマギが、自分を救いにきてくれたダンを見捨てていくのは解せない。この回、アマギの高所恐怖症が明らかになるが、#4で宇宙空間から脱出用ロケットで地上までたどり着いたアマギと同一人物なのが、不思議である。ダンはウルトラアイを着眼せずにセブンに変身。「助けてくれー」と叫びまくるソガとアマギは防衛隊員の基礎訓練からやり直した方がいい。
  • #19「プロジェクト・ブルー」:初めて侵略者の宇宙人が三人(三匹)登場する。これまで#3では双子、#14〜#15では円盤の中で一瞬上司らしき人が映った程度で、ほとんどが独りだった。やはり次々登場することで、侵略者らしく見えてくる。【あれ? #4のゴドラ星人は何人出てきたかな? 要確認】セブンが鏡の中に入り込んでいくのがカッコいい。また、セブンはテレポーテーション能力を初めて披露。
  • #20「地震源Xを倒せ」:マグマライザー再び。雷親父のイワムラ博士とソガ、フルハシ、ダンとの掛け合いが笑えた。特にフルハシがいい味を出していた。
  • #21「海底基地を追え」:ハイドランジャー初登場。しかし、もしかしてアマギ、フルハシがそれぞれ独りで操縦していたのか? 嘘でしょう? 乗組員が30人くらいいたんでしょう?

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