最近、これまでなかったほどDVDを借りて映画やドラマを見ているのは、休日が続いたせいもあるが、近所にツタヤができたからだ。
以前、通勤の乗り換え駅にツタヤがあり、その時はソコソコ利用していたのだが、会社が移転して通勤経路がからりと変わると、利用すできなくなった。それと前後して最寄り駅の近くにツタヤができたが、確かに駅から歩いて5分ほどで、近いといえば近いものの、僕の家は駅からバスに乗る必要がある。当然それは駅前から乗るわけで、ツタヤを利用するためには5分歩いて店に行き、また5分歩いて駅に戻ってこなければならない。まあ、気軽には寄れない。
その店は駐車場もあるから、休みの日に自動車で行くことも可能だし、事実そうして利用してきたのだけど、自動車通りの多い交差点の角に店が位置するため、駐車場の出入りがとてもやりにくい。そんなわけで、利用する機会は少なかった。
先月、よく買い物に行く商店街の少し先にツタヤがあることに気づいた。どうも最近できたらしい。しかも、かなりの大型店舗で、DVDやCDのレンタルだけでなく、蔦谷書店も併設している。この書店だけでもかなり大きく、ターミナル駅まで出れば別だが、ここらあたりでは最大級。
自宅からの距離は決して近いとはいえないが、すこし手前の商店街にはほとんど毎週末に買い物にくるから、そのついでと考えればすぐだ。以来、立ち寄る習慣ができたというわけ。
ところで、初めて店に入った時から気になっていることがある。店員さんに聞けばすぐわかることだが、それはあまりしたくない。店は広いし、急ぐことでもないしと、問題を先送りにしていた。が、何度か行って、建物の隅から隅までほぼチェックが済んだ今、疑問は確信に変わった。そしてムラムラと怒りがこみ上げている。
どうやらこの店はアダルトコーナーがないようなのだ。
レンタルDVD屋にアダルトコーナーがなくてどうする!!
昔、マルチメディアパソコンなどといわれ、CDプレイヤー搭載のPCが高価だった頃、普及を推し進めたのはアダルト画像だ。やれベータだVHSだと言われていた頃、各家庭にビデオデッキを普及させたのもアダルトビデオの存在だ。レンタルショップに利益をもたらしてくれるのもアダルトだろう。それを排除するとは。
ええ、もちろん、僕ももうそれなりのトシであるし、別にそういうDVDをわざわざ借りようとは思わない。あんまり……思わない。しかし、「のだめカンタービレ」を借りにいったって、ちょっとだけそういうコーナーを覗いて目の保養がしたいではないか。
なんだか行く気がなくなってきた。他にツタヤはないかな(笑)。