窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

NEXT-ネクスト-

題名NEXT-ネクスト-
監督リー・タマホリ
出演ニコラス・ケイジクリス・ジョンソン)、ジェシカ・ビール(リズ)、ジュリアン・ムーア(カリー・フェリス:CAIの女性隊長)
公式サイト映画「NEXT -ネクスト-」公式サイト
制作USA(2008年4月26日公開)

  • 面白かった。やはり映画は劇場で観なければ。
  • ヒロイン役の女性(ジェシカ・ビール、25歳)が若く、きれいでそれも面白かった要因。ヒロイン役はいつもきれいな人ばかりだろうといいたいところだが、実際にはそうでないことが意外に多い。一方、ニコラス・ケイジはちょっと年をとっていて(43歳)、恋愛物語の相手役としては少々物足りない気がしないでもなかった。
  • これまでしばしば小説や漫画に登場した「予知能力」は、見えるのは逃れられない運命であり、如何に避けようとしても結局はその未来が実現されてしまう、というものが多かった。どんなに変えようとしても予知された未来に収斂していくサスペンスとしての面白さ、避けられない未来が見えてしまう主人公の苦悩、といったあたりが「定番」だったように思う。
  • 本作でクリスに見える「未来」は、いくらでも変えられるという点がユニーク。つまり、危機を避けることができる。これをちょっと発展させると、こうやったらどうなるか、ああしたらどうなるかという選択肢の結果をあらかじめ確かめることができる。絶対にエラーをしたくない場面で、他の人にはわからないようにトライ&エラーを体験することができるのだ。
  • それは素晴らしい能力のようにも思えるが、彼の頭の中には実時間の「現実」の他に何通りもの未来が同時に見えているわけで、そんなことが続いたら普通の人間なら発狂するんじゃないか。物心ついた時から備わっていた能力だから、うまく飼い慣らしていられるのだろうか。

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