「風のガーデン」第2話「エゾエンゴサク」

  • 貞美の病気は膵臓がんだった。それもステージ4B(といわれてもわからないけど)手術も無理な段階。おまけに、あの二神達也(病院を抜け出して「無茶苦茶だ」と言われる)が4A〜4Bだという。それと同じか、それよりひどいということだ。なぜ普通に仕事をしていられる?
  • 貞美の女性関係が(少なくともかつて)いろいろあったのは事実らしい。本人も氷室茜にそう言っているし、友人からも「お前が女連れじゃないのは珍しいな」などとからかわれるし、貞三はガッツ石松に、ルイが妻子ある男と付き合っているらしいと話した時に「親父さんの血を引いているんだな」とからかわれ、真面目な顔で「貞美の話はしないでください」と抗弁する。どうやら貞美が勘当されたのは女性関係が原因らしい。
  • 僕は、貞美が本当に女性にだらしない性格には思えない。娘と同世代の茜を連れて学会に行っている時点でそうだろうと言われればそれまでだけど、お互いに独身なのだから、後ろ指をさされるいわれはない。それに別々のホテルをとっている。ホテルまで別にしたのは噂になるのを避けるためっぽいが、要は、旅行はするけど一線は引くということ。まあ、過去に痛い思いをして、踏みとどまるようになったのかも知れないが……
  • 岳の飼い犬、ほたるが死ぬ。激しいショックを受ける岳に、貞三は言う。「死ぬってことは、生きている者が必ず通る道です」。自分もいつか死ぬんだと。これを緒形拳が言うのかと思うと、何とも切ない。そりゃ、僕だって、この文を読んでいるあなただって、いつかは死ぬんだけど……