窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

ガリレオ 第6話「夢想る(ゆめみる)」

出演

  • 堀北真希(森崎礼美)
  • 手塚理美(森崎由美子)
  • 新井浩文(坂木八郎)
  • 若林佑弥(子供時代の坂木八郎)
  • 新志穂(子供時代の内海薫)

解説

今回は湯川学と内海薫が監禁されるなど、サスペンス要素も入り、さらにヒートアップした感じ。トリックはテレビオリジナル。というか、わざわざあんなトリックを使う必要は全然なかったのだが、ドラマの絵的に必要だったんだろうな。

ストーリーも原作を踏襲しているが、内海と坂木八郎を幼馴染にしてあんなに話をややこしくする必要があったのかどうか。よくも悪くも、ドラマ的にトリップしてきた。

弓削志郎は、妙なこだわりを見せる内海に、「もういい、今回はお前は外れろ」という。これまでも、弓削が見過ごしてきた点に内海がこだわりを持ったからこそ解決したことが何度もあったじゃないか、と視聴者としては腹が立つ場面。

ただし、被疑者と(ドラマ内では容疑者って言っているね。いいのか?)親しい友人関係にあった内海を外すのは、考えてみればむしろ当然。その後、独自調査で当初の警察の見方とは全く違った結論を上申したであろう時、(ひと悶着あったのかも知れないが)それを受け入れ、一緒に森崎由美子のところへ訪問する姿は、実直な、フェアな人という印象を受ける。普通なら「お前なに勝手に捜査してんだよ。え、あの人が真犯人だぁ? 寝言いってんじゃねえ」と一蹴されてもおかしくないからだ。

湯川と内海が言い合いをしているところに居合わせてしまった栗林宏美は、オヒレヒレをつけてゼミ生に語る。「急に画集を探せなんて指示されたけど、要は僕を追い出したかったんだろうね。でも、それをわかって敢えて聞いてあげるのが大人ってものなのさ」。でも、この時点では、少なくともゼミ生は、内海が湯川の彼女だとすっかり信じている様子だ。栗林さん、人はいいんだけど、やっぱりちょっと「真理を探究する」姿勢からは遠いかも(笑)。

内海の祖母の名は「茶柱タツ子」というらしい。それを湯川に「そんな名前、あるわけがない」と言わせて「はじめて勝った!」っていったい何の勝負をしているんだか。

「子供のころから顔が変わっていないといわれます」という内海に「その顔でランドセル」という湯川。突っ込みますねえ。

「科学者は人の気持ちより、数字や記号と向き合う方がいいんですね」って、湯川がそうでないことは、内海が一番知っているだろうに、なんでこんなセリフが出てくるかな……

そういえば、湯川はなんで内海のあとを追って大森埠頭に行ったんだろう?

ラスト、何かお礼をという内海の申し出を撥ねつける湯川だが、「合コン」と言った途端に態度が変わるのがなんとも……(そういえば女の子は好きらしいし:第2話)。飲もうとしたお茶に茶柱が立っていたのが笑えた(内海の祖母の名前は……)。

湯川のインスピレーション

森崎家の外観を見て、パトカーの窓に。注意しようとした警官を内海が止める。この頃は、内海はこれが大事な「儀式」だとしっかり理解しているようだ。

湯川のスポーツ

今回は彫刻に挑戦。多才な人だ。

今日の桜子

城ノ内桜子は、死体を見たらそれが知り合いだったということがあるそうで。だから「知り合いが対象だとつらいわよ」と内海に話す。城ノ内はなんかいろいろ過去がありそうだよねー。いや人間だから、過去はあるんだけど。短い時間しか登場しないんだけど、いつも強烈な印象を残してくれる。

ゲスト

新志穂が柴崎にそっくりで驚いた。これなら、確かに「子供のころから顔が変わっていない」。手塚理美は、考えてみたらドラマに出ているのを(僕が)見るのはこれが初めてだ。一応ゲストでクレジットされているのは堀北真希なのだが、存在感が全くなかった。

リンク

その通り、設定には無理があり過ぎましたね。ま、ファンタジーだから、そこは突っ込まない方向で……。