久しぶりに劇場へ行って堪能した。
題名 | 真夏のオリオン |
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脚本 | 長谷川康夫 |
監督 | 篠原哲雄 |
監修・脚色 | 福井晴敏 |
出演 | 玉木宏(倉本孝行、イ-77潜水艦艦長)、北川景子(有沢志津子/倉本いずみ)、堂珍嘉邦(有沢義彦、イ-81潜水艦艦長)、吉田栄作(機関長)、太賀(鈴木勝海、イ-77潜水艦水雷員)、益岡徹(田村俊雄、水雷長)、吹越満(中津弘、航海長)、平岡祐太(坪田誠、軍医長)、デヴィッド・ウィニング(マイク・スチュワート、パーシバル艦長)、鈴木瑞穂(鈴木勝海、現代)、他 |
公式サイト | 真夏のオリオン |
制作 | 日本(2009年6月13日公開) |
劇場 | 新宿ピカデリー |
- 邦画でもこういうスケールを感じさせるものがあるんですね。
- ストーリーも良かったし役者もよかった。玉木宏はじめ、痩せていながら目が異様に鋭い、戦争末期の軍人らしい様子がよくできていた。ダイエットに励んだんだろうか?
- USA駆逐艦艦長のマイク・スチュワートと倉本孝行の頭脳戦は、ちょっとスポーツのゲームっぽくなって面白さの半面、厭な感じもあったのだが、マイク、倉本ともに、戦後このことについては一切語らなかった、という設定に救われた。(戦争は戦争でしかなく、懐かしく、あるいは誇らしく語ることではない、との思いからであろう。)
- 死期の迫った有沢と倉本がモールス信号で最後の会話を試みる場面は、切ない。
- 志津子が倉本に渡したお守りの楽譜、歌詞がイタリア語だったのはなぜだろう。仮に詩は既にあったものだとしても、志津子が自分の名前をローマ字で書いたのはなぜだろう。日本語で書いてはマイクに理解できず、この感動のストーリーもなかったわけだが……
- 現代の鈴木勝海役の鈴木瑞穂が惜しかった。喋り方がセリフではなく朗読するようで、つまり、あまりうまくなかった。彼のセリフは感動するところなんだから、もう少し考えてほしかった。
- 倉本が「オーケストラの指揮者になりたかったんだ」というのは、のだめを踏まえてのギャグだよね? そんなことをしなくても、「メシにしよう!」というセリフは十分にユーモラスだった。
リンク
- 「真夏のオリオン」 理想的軍人像。回天の利用法。(完璧な卵、2009/06/28)
- 戦争の・・・(映画『真夏のオリオン』)(国家☆ドゥードゥルドゥー、2009/06/28)
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