感想
イケメン君が女の子を口説き、部屋まで連れてきたところで他の男が待ち構えていて輪姦。このパターンを繰り返していたが、今回イケメン君は本気でこの子に惚れてしまった。ところがそのことを仲間が本能的に察知したのか、女の子がいじめられ体質だったせいか、いじめがエスカレートして死に至らしめてしまう。そこで我に返り、自首しようと言いだしたイケメン君も、仲間に殺される……第一話に比べればリアリティがある。
殺された南クンは怨みの門で未来と再開。死ねば(死んだ人とは)再び会えるのだ。と、いうことはですよ、この二人は結局自分を殺した二人を殺してしまうのだが、彼らが怨みの門にやってきてここで会う羽目になるとは思わなかったのだろうか。人間に対してこそ、死者(魂)は優位に立てるが、立場が同じになれば、生きていた時と同じようにまたいじめられるのではないか。そういう不安はなかったのか。
ところで、怨みの門は最初CG合成かなんかかなと思ったが、メイキングによればセットを組んだようだ。そして、普通の照明の下では割と立派に見える。ところが劇中では青いライトに照らされるため、急に高校生の演劇っぽく(安っぽく)なってしまうのだ。
イズコが棒読みだと書いたが、怨みの門にいるイズコは、生者ではない。といって死者でもない。その微妙で現実感のない超越的な存在として振る舞わなければいけないのに、なんだかフツーのおねーさんになってしまっているのだ。もう少しゆっくりと、重々しくしゃべるとか、せめてエコーを効かせるとか……
主題歌がいい。オープニングはポルノグラフィティの「渦」、エンディングはワイヨリカの「Mercy Me−いつか光を抱けるように−」。どちらもいい。
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