龍馬伝-04「江戸の鬼小町」

雑感

話が急に面白くなった。やはり、龍馬は江戸へ行ってからが本番。彼自身も時代も急激に変化する。

千葉道場へ入門。まず佐那と立ち会うことになる。女? と思うが、歯が立たない。実は定吉の実子で、鬼小町と異名をとる道場一の使い手なのだった。

必死で稽古に励む龍馬だが、一方、少年少女部の指導を受け持つことに。太鼓を使った稽古法や、特有の人懐っこさで子どもたちの人気を得、そこに佐那を引き込み、いつも鬼のような顔をしている佐那が笑顔を見せる。

ある日定吉が佐那に、「お前は龍馬にはかなわない」と告げ、怒った佐那は龍馬に立ち会いを申し込むが、龍馬はかつての龍馬ではない……

一方、土佐では武市半平太が剣道の道場だけでなく学習塾もはじめ、学識の高さと仁徳で人を集めていた。しかしそれは、江戸帰りの龍馬が道場を開いたらたちまち門弟を取られてしまうからだろうと弥太郎はいう。その弥太郎も塾を始める。当初は人が集まらないが、なぜか平井加尾が門弟に。

社会勉強と称して溝渕広之丞に女郎屋へ連れて行かれた龍馬は、桂小五郎と出会う。

浦賀に黒船がやってくるが、その話は次回。

というわけで、江戸での龍馬の「青春」と、土佐に残された人間の「生活」の対比もうまく、スピーディーで楽しめた話だった。

  • 最初の龍馬と佐那の立ち会い、佐那の猛攻に龍馬がたじたじとなるが……あれは全部手打ちではないか。あんなのは後ろへ下がらずドンと体当たりをかませば済むはず。佐那の素振り姿も剣先の軌跡が一定せず、素人であることがまるわかりだった。鬼小町とまで言われる女剣士の役は、剣の心得のある女優にしてほしかったなあ。剣道をしている時以外の演技は素晴らしいと思うが。
  • 桶町の千葉道場で佐那にかなう人はいない、と何度も言われていたが、それでは跡継ぎであり、師範代でもある重太郎はどうなのだろう。遺伝や教育、環境とも佐那と同じで、体力はむろん男性だから重太郎が上。「重太郎以外で」という意味なのか、「重太郎をもしのぐ」という意味なのか。どちらの設定でもいいが、はっきりさせてほしかった。
  • 龍馬は、やがては千葉道場の塾頭になるのだが、こんなにあっという間に(千葉道場一である)佐那をも上回るのは早過ぎないか。そこまで千葉道場に人材がいなかったとは思えないが。