6人の女優が美の競演?「フラワーズ」

題名フラワーズ
監督小泉徳宏
出演蒼井優(凛)、竹内結子(薫)、田中麗奈(みどり)、仲間由紀恵(さと)、鈴木京香(かな)、広末涼子(ケイ)、真野響子(凛の母)、三浦貴大(凛の夫)、大沢たかお(薫の夫)、長門裕之(みどりが担当する作家)、平田満(かな、ケイの父)、他
制作日本(2010年6月12日封切)

しばらく映画を見ていなかったなあと、適当に見に行く。こんな映画が始まっていたとは知らなかった。実は12日からだった。つまり公開初日に見たことになる。人少なかったけど。

6人の女優が美の競演、というのが宣伝文句らしい。6人が全員、資生堂のCMに出演したことがあるそうで。そういう観点で述べると、竹内結子田中麗奈仲間由紀恵広末涼子の4人は30歳だが、蒼井優が25歳、鈴木京香は42歳とちょっと同じ枠でくくるには疑問がある。年齢を超えた美人というなら、真野響子も入れて7人としなければならないのではないか。

30歳の4人はそれぞれに存在感があり、「競演」の名にふさわしかったろうが、蒼井優は瑞々しくても存在感には欠け、鈴木京香は若さに欠ける。広末との姉妹役は無理があるし、もう少し別の人選があったのではとも思う。蒼井優の代わりに深田恭子鈴木京香の代わりに吉瀬美智子とか。

竹内結子は、名前はもちろんよく知っているが、顔を見るのは初めてだ。登場人物の中では一番美人だったかも知れない。しかしどこといって特徴のない顔立ちだ。次回、何かで登場しても、たぶん、わからないな。

仲間由紀恵には泣かされた。ケイを妊娠中にかなに宛てた手紙……海の広さを教えてあげてください。空の青さを教えてあげてください。あなたが美しいと思うものをケイに教えてあげてください。お母さんはもしかしたら教えてあげられないかも知れないから。……あ、思い出したらまた泣けてきた。

第二子を身ごもった時、母体に影響があるから産むのはやめた方がいいと医師に言われるが、この子にも世界を見せてあげたい、と主張し、産むことに。そうして生まれたのがヒロスエだが、新しい命と引き換えに自分の人生は終わりを告げる。そうなるかも知れないと、既に覚悟していたわけだね。

失恋し、父親のいない子を産むことを決意した京香は、妹のヒロスエを見て「いつも楽しそうね」「楽しいよ」。

その京香が体調を崩し、入院。悩む平田満。京香の母、つまり自分の妻である仲間由紀恵は出産に命を懸けてしまった。娘には同じことをさせたくない……が、命懸けて産んだからこそヒロスエを授かることができたわけだし……。そんな父親にヒロスエは言う。

「昔は悩んだよ。私なんか生まれなければ良かった、私がいなければお母さんは生きていられたんだって思ったこともあった。でも、今はお母さんの分まで生きようって思ってる。だから楽しいよ、毎日が。何をやっても。生きているだけで楽しい」。

広末涼子が意外にうまくて驚いた。この人、舌っ足らずな、甘えたような喋り方しかできず、昔の可愛い子チャンだった時はそれでよかったとしても、それなりの年齢になってもそういう演技しかできないので辟易していたのだが、本作では年齢相応の役をよくこなしている。変に可愛い子チャンであることを押し付けず、年齢相応の役をやらせれば、この人、これからぐっと伸びるかも知れない。

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確かに、それぞれの時代の描き方はうまかった。

わかります。ただ蒼井優の喋り方がちょっと平成ぽかったのが残念。