演出・監督
雑感
2007年(本作がテレビで放映される一年前)に似たような事件が実際にあった。警察官がキャバクラのホステスに入れ挙げた挙句、ホステスを殺して自殺する。それにも関わらず多額の退職金が支払われることになって社会問題になったことを覚えている。新聞記事などはもうネットでは読めないが、ここに詳しいコピーがあった。
- 警官が業務用の拳銃を用いて殺人 「無理心中」と報道するな(天漢日乗、2007/08/22)
- 立川署巡査長ストーキング射殺事件 警官が業務用の拳銃を用いて殺人(その2) 事件後5日経って「友野容疑者(巡査長)が殺害された女性の部屋の鍵を所持」と発表→鍵は被害者から盗んだ物か 権力の空白期に見る警察記者クラブの腐敗(天漢日乗、2007/08/27)
被害者は佐藤陽子さんというのだそうだ。「ようこ」というのは偶然か? 「ごめん ともちゃん 訴える」というメールも送っていたそうで(ドラマでは「松ちゃん」だったが)、かなり事実に取材した物語といえそうだ。
時間の経過とともに、何が起きたというわけでもないのだが、松田の態度がだんだんエスカレートしていき、また、さやか(源氏名、本名は洋子という設定)も始めはいいお客だと思っていたのが、だんだんウザくなっていき、最後は怖くなる……この心境の変化がうまく演じられていた。クライマックスシーン、拳銃を構えた松田に対し、恐怖から笑みをもらすさやかがまた哀れというかなんというか。
毎回このくらいのクオリティのドラマを見たいものである。
- THE SHAMPOO HAT「立川ドライブ」2008.5.31(土)シアタートラム(けりの観劇、2008/05/31)
劇場公演もあったのか。
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