2004年のドラマ。
出演
感想
深田恭子が主演なので見てみたが、継続して見るかは微妙。原作が比較的短い話なので、1クールのドラマにするにはいろいろとふくらます必要があるのはわかるが、南くんが駅伝の選手だったり、ちよみの家が鮨屋だったり、南くんとちよみの担任がちよみの親戚でちよみの養父(実の祖父だが)と仲がよかったり、相当に翔んだ設定である。
- 深田恭子のインタビューで、高校生を演じることについて「ついこの間まで高校生だったので……」と語っていたが、ドラマ出演の時点で21歳8ヵ月。ちょっと高校生役をするには色っぽ過ぎる。
- 南くんは駅伝の選手を決める選考走行で部内一位を取ったのだから、第一区走者に選ばれるのは不思議ではなく、部員から文句をいわれるのはおかしいのではないのか。
- 翌日の試合を控えた前夜はコンディションに気を使うのは当然であり、暴飲暴食は厳に慎むべきである。もう高校生なのだから、勧められても断わればよかったので、他人のせいにはできないが、よってたかってあれこれ食べさせようとする周囲の大人は常識がなさ過ぎ。まして生ガキとは、大事の前に食するものではない。しかも、本人のせいにして叱りつける親父はいただけない。アンタが食べさせたんだろうが。
- 医者は日下部先生に、重篤な食中毒であり命の危険もあったと伝えているのに、その情報がそこから先に伝わっていないのはなぜだ。日下部が自分の責任逃れのために隠していたのか。しかし、本人にも伝えられないのは……。結局、部内ではただの食べ過ぎということになって、部員の不満がつのり、本人も(勝手に?)病院から帰ってきてしまったが、食中毒だとしたら、そこまで簡単には帰れないはずだし、試合の一件も南くんやちよみがあそこまで責任を感じることはなかった。
- 日下部がちよみの秘密のアルバイトを見つけた時、いくら千次とは親戚で親しくしているからといって、本人に問いただしもせず告げ口をするのはいただけない。教師の仕事を放棄しているのでは? イヤなヤツだ。
原作の漫画は傑作である。もちろん僕は青林堂版を持っている。
- 作者: 内田春菊
- 出版社/メーカー: 青林堂
- 発売日: 1992/06
- メディア: 単行本
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