脱落者続出!?

昨日の第12回「茶々の反乱」を見て、今年はもう大河を見るのはやめようと決心した人が何人もいたようだ。そう書いてあるブログをいくつか目にした。まあ、徐々に脱落していっているのだろうが、僕自身も、ちょうど「いい加減見るのやめようか」と思ったのがこの回だった。

第9回までは、評価は分かれるだろうが、それはそれでひとつの世界ができていたと思う。しかし、ここ2回はひどかった。第10回「わかれ」で母子の別れのお涙頂戴の場面はさんざんやったので、第11回からは新展開になると思ったのに、母を思っては泣き、義父を思っては恨みをつのらす。侍女は相変わらずあわてると転ぶし、初は饅頭に執着する。話に何の展開もなく、同じようなネタの繰り返し。これでは見る価値がない、と感じてしまったわけだ。

ただ、ここでやめるのはいかにも惜しい。上野樹里水川あさみも好きな役者である。それが実年齢不相応な役柄を演じているがために、妙に不自然なキャラになってしまっている。上野などは「まるでのだめじゃないか」などという向きも少なくないが、24歳の彼女が10歳児を(無理に)演じるからのだめになってしまうのだ。

僕は、上野や水川が、等身大の女性を演じるところを見てみたい。

江が徳川秀忠に嫁ぐのが22歳のとき。このあたりから年齢相応の役柄になる。秀忠は三度目の夫だが、過去二回の婚姻生活は短く終わったし、江はなんといっても徳川幕府の二代目将軍の御台所様である。三代目将軍家光の母である。ついでに、千姫の母でもある。秀忠に嫁いでからの時代こそ、江の輝かしき時代であり、上野樹里の本領発揮のはず。それは見たいと思うのだ。

しかし、なぜ贈られた着物を着たり着なかったり、饅頭を食べたり食べなかったりといったことにこんなに時間をかけるのだろう。さっさと嫁にいって、離縁されて、嫁にいって、先立たれて、一気呵成に向井理と出会ってほしい。

ところで、向井(秀忠)が登場した後の話の展開なのだが……、静ちゃんは登場するんだよな。秀忠は浮気をするよな。浮気をしないと保科正之は生まれず、そうなると会津松平家も誕生せず、すると幕末の白虎隊の悲劇もないわけで、江戸時代の歴史が大きくねじまがってしまうことになる。とはいえ、これは正室・江の視点で見た歴史。江は静の存在は生涯知らなかったとされているし、華麗にスルーされてしまうかも知れないなあ。