畳みかけるようなストーリィ展開。爆笑もののコメディ。もう一度観たかったけど、上映最終日なのが残念。というか……無理して観て良かった。
題名 | 探偵はBARにいる |
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原作 | 東直己 |
監督 | 橋本一 |
脚本 | 古沢良太、須藤泰司 |
出演 | 大泉洋(主人公の探偵、氏名不詳)、松田龍平(高田、探偵の相棒・空手の達人)、西田敏行(霧島敏夫、霧島グループ社長)、小雪(沙織、霧島敏夫の元妻)、カルメン・マキ(マキ)、中村育二(南、悪徳弁護士)、高嶋政伸(俺を拉致した男、花岡組関係者)、街田しおん(近藤京子・写真のみ)、竹下景子(近藤百合子、京子の母)、吉高由里子(近藤恵、京子の異父妹・写真のみ)、有薗芳記(田口幸平、田口晃の父)、阿知波悟美(田口康子、田口晃の母)、波岡一喜(佐山、則天道場の副長)、石橋蓮司(岩淵恭輔、漢興産の会長)、本宮泰風(岩淵貢、銀漢興産の社長)、田口トモロヲ(松尾、両刀使いの新聞記者)、松重豊(相田、桐原組幹部)、安藤玉恵(峰子、ウエイトレス)、他 |
公式サイト | 映画「探偵はBARにいる」2011.09.10 ROADSHOW【出演】大泉洋 松田 龍平 |
制作 | 日本(2011年9月10日公開) |
劇場 | 109シネマズ川崎 |
ここのところ立て続けに観た作品がちょっとアレだったり、名作だとは思うが重たい内容だったり、といったことが続いていた暗雲を振り払うような快作。
大泉洋といえば「まんじゅう屋」(龍馬伝)の印象が強いが、こんなに上手い人だとは思わなかった。ギャグは、どちらかというとベタなのだが、演技とセリフ回しで笑わせてくれる。脚本が悪いというわけではない。そういう演技を見越したセリフなんだと思う。
松田龍平といえば「まほろ駅前多田便利軒」のモサっとした風装のイメージが強く、空手の達人役が務まるのかと思ったが、あの独特のキャラを生かしつつ、アクションシーンも格好よくこなしていた。この二人は、これが嵌まり役だろう。
当初、小雪はいただけないと思った。きれいな人だとは思うけど、その顔と身体だけで何人もの男を虜にしていくような、派手な美しさというものには欠けるから……と思ったのだが、話が進むにつれて、これは小雪以外なかったんだろうな、と思わされ、最後はナットク。*1
死んだはずの近藤京子からバーに電話がかかってくるところから話が始まる。この近藤京子の正体は、話の半ばで想像がつく。だって登場人物は限られているのだから、他にいないもの。しかし、この近藤京子声は、本当にその役者がやったのだろうか? 聞いた瞬間に観客に分かってしまっては意味がないから、多少のエコライジングをかけたりは「あり」だろうが、全然別人の声に聞こえた。でも別の役者がやったのでは「インチキ」だし。このあたりは小説を映画化する時にむずかしいところだ。
ハードボイルドものというが、「俺」の型破りな生活はハードボイルドに相応しいかも知れないが、僕にとってはアクションコメディ。スピード感があって、あまりあれこれ悩まず笑える作品は貴重だ。この記事は11月13日に書いているが、調べてみるとまだ上映している映画館はある。ぜひ劇場で観ることをお薦めしたい。
リンク
- 探偵はBARにいる(non-sugar days、2011/09/14)
- 探偵はBARにいる(みそ記、2011/09/19)
- 「探偵はBARにいる」見たよ(子持ちししゃもといっしょ、2011/10/19)
- 探偵はBARにいる(YAMDAS現更新履歴、2011/10/03)
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