雑感
ようやくわかってきた。どうやらこのドラマは、1クール全10話をかけてひとつの事件を扱うのだ。その過程で、事件に関係する人やその周囲にいる人の人生にスポットを当て、サイドストーリー的に描いていく手法なのだろう。その時々で主役となる人(たち)にもちょっとした謎があり、それを加賀が解いていくので、そういう意味では一話ごとに独立した話だといえなくもない。
とはいえ、今回は途中で筋が割れたし、やや感動の押しつけな気配もあって、感想としてはまあまあ。こういう話なら倍賞美津子はもっともっと嫌な婆さんになった方が良かった。ただし柴本幸がいかにも今風な女性の喋り方で、こちらはうまいと思った。