窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

新参者第七話「刑事の息子」

出演

雑感

今回は上杉刑事の息子にまつわる謎? が明かされる。謎といっても加賀が詳細な事情を知らなかったというだけだが。

上杉刑事は、清瀬弘毅に聞き込みを行なう際にすぐにお説教が始まってしまい嫌がられるが、実は弘毅は上杉が嫌いではないという。少なくとも実の父親より自分のことを気にかけてくれるというが、容疑者でも何でもない人に対して偉そうにお説教を始めてしまうのは、横で見ていてもいただけない。亡くした自分の息子に姿を重ねているのかもしれないが、逸脱が過ぎるのではないか。

その上杉刑事は清瀬直弘および宮本祐理に聞き込みを行なう際に揉め、暴力沙汰を起こしてしまい、辞表を書くはめに陥る。事件を目撃していた青山亜美が、手を出したのは清瀬の方だと言うのだが……上杉が清瀬に手を出したから辞表、という流れになっている(らしい)と知って驚いた。そもそも宮本をしつこくつけ回した挙句、嫌がる宮本の身体に触った(待ってくれと身体を掴んだ)から清瀬が怒ったのである。通常の聞き込みを逸脱する行為として、そのこと自体、処罰されてしかるべきた。手を出したのがどっちかという問題ではない。ちょっとヘンである。

物語のラストで、加賀恭一郎と松宮脩平が従兄弟であったことが唐突に明かされるが、だから何なのだ。