窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「相棒 Season 1」第6話「死んだ詐欺師と女美術館長の指紋」

出演(ゲスト)

  • 根岸季衣(菊本アヤ、美術館館長)
  • モロ師岡(土田雅夫、被害者)
  • 田邊年秋(柿崎、MMフィナンシャル社員で詐欺の被害者?)
  • 深沢敦(ヒロコママ)

粗筋

土田は亀山薫寺脇康文)に懐いている情報屋で、たまたま羽振りが良く亀山から借りた金を返し、ヒロコママの店で奢ったりしたが、数日後に殺されてしまう。

柿崎は、お得意様からの依頼と間違えて架空口座に1億5000万円もの大金を振り込んでしまう。その口座から現金を引き出したのはどうやら土田だったらしい。詐欺師同士の仲間割れで殺されたのか? 現金はどこへ行ったのか? 土田のよく通っていた美術館では、経営難からいったん手放した絵を再び買い戻すことにしたというが、その費用はどこから捻出したのか?

土田はケチな男だが悪事に手を染める人間ではないと潔白を信じ、杉下右京(水谷豊)ともども調査を開始するが……

雑感

よくまとまっていた話だと思うが、詐欺の主犯がなぜ土田を殺そうとしたのかが不明。口封じのためというが、ただの詐欺事件だけなら警察の追求はかわせた可能性もあった。殺人事件が起きれば調査は執拗を極め、隠し通すことはほぼ不可能ではないかと思われる。実際、殺人事件でなければ特命が関わってくることはなかっただろうから。

根岸季衣の役柄が重要だが、演技が単調でもうひとつ深みがなかった。もう少し複雑な表情が出せれば、違った印象になったと思うが……。演技派女優のはずだが、今回に関しては今一歩の感あり。

奥寺美和子(鈴木砂羽)の髪型がヘン。

今日の花の里

右京はたまき(高樹沙耶)とロンドンで一緒に美術館に行ったことがある。

配役

深沢敦の登場は二回目。前回は第3話だった。かつては焼肉屋を営んでいたが、現在はオカマバー「髭と薔薇と…」を経営していることが明かされる。