映画賞を総なめ「SHAME -シェイム-」

「ドライブ」に出演したキャリー・マリガンが出演していることで興味を持った。さまざまな映画賞を総なめしている格調高い作品と下馬評は高いようだったが、正直、今年観た中で一番退屈な映画だった。眠かったせいなのか、退屈だから眠くなったのか。

題名SHAME -シェイム-(原題:Shame)
監督・脚本スティーヴ・マックイーン
出演マイケル・ファスベンダー(ブランドン・サリヴァン)、キャリー・マリガン(シシー)、ニコール・ビヘイリー(マリアンヌ、ブランドンの同僚)、ジェームズ・バッジ・デール(デイヴィッド、ブランドンの上司)、他
公式サイト映画『SHAME -シェイム-』公式サイト
制作UK(2012年3月10日公開)
劇場銀座シネパトス

粗筋

ブランドンは、飲みに行っては女性をナンパし、そうでない日はコールガールを自宅に呼び、さらにパソコンでアダルトサイトをザッピングしてはマスターベーションに耽るなど、セックス三昧な日々を送っている。ステディなパートナーはいない。相手はすべて、行きずりか玄人。

しかし、妹のシリーが部屋に転がり込んできてから生活が狂いだす。女性を部屋に呼べず、イライラしてシリーに当たり散らす。会社のPCのセキュリティ・チェックの際に怪しいサイトめぐりをしているのがバレ、厳しく注意を受ける。

ある日、職場の同僚で自分に好意を持ってくれているらしい? マリアンヌをデートに誘う。会話を盛り上げようとするが「結婚なんて意味はない」「今まで一番長く付き合ったのは4ヵ月」などと口走り、引かれる。「また会ってくれる?」と聞くも「気が向いたら」とマリアンヌの答えは控えめ。しかしブランドンは強引に迫り、次のデートはいきなりホテルへ連れ込む。そしてコトに及ぼうとするが……なぜか勃たない。そのまま部屋からマリアンヌを追い出してしまう。

シリーは上司のデイヴィッドとあっさり関係を持ってしまうが、デイヴィッドは既婚者であり、シリーは苦しむ。そんな様子を見ていてブランドンは腹が立って仕方がない。ついにシリーに退去通告を出す。兄と肉親としての意思疎通ができないことにシリーは悩む。そして――

感想

ストーリーの意味がさっぱりわからない。ところどころ瞬間的に眠ってしまった場面があり、それで話のつながりがわからなかったということもあるが、だいたい画面が退屈で眠気を催すのもむべなるかな。こんなに時計を何度も見てしまったのは、近年とんと記憶にない。

あとでいろいろ解説などを読むと、ブランドンはセックス依存症だということらしいのだが、自分が見る限りは、要は女好き、セックス好きということであって、依存症とまでいうべきものなのかどうか、少なくとも作品を見る限り自分にはわからなかった。

兄妹の関係に歪みがあることを言いたいらしいのだが、いくら仲の良い兄妹だって、これまで一人で(快適に)暮らしてきたのに突如同居人ができたら、我慢しなければならないことが山ほどできて、ストレスがたまるのは当然である。ただ、コールガールを呼べなくなったことだけが問題なのであれば、自宅に呼ぶのではなくこちらから店に行けば済む話で、納得のいく筋運びではない。

シリーがなぜ自殺するのか、その理由も不明。

世間的には評価の高い作品であり、要は僕がそれを受け止められなかったということなんだろうが、僕にしてみたら、なんでこの程度の作品が賞を獲れるのか、謎である。まあ、手当たり次第に観ていればこういう作品が混じってくるのは仕方のないことだ。

Award

ヴェネツィア国際映画祭で男優賞、作品賞。セビリアヨーロッパ映画祭で監督賞・主演男優賞。英国インディペンデント映画賞で監督賞・主演男優賞。ロサンゼルス映画批評家協会賞で主演男優賞、などなど。

日本語タイトル

shameとは「恥」とか「不名誉」の意だが、それが瞬間的にわかる日本人がどれだけいるだろう。ここは適当な日本語を考えるべきだったと思うが。

余談

一日なので1000円。一日に映画を観るのは初めてかも。

過去記事

Shame

Shame