ロケット発射シーンの迫力は見物「宇宙兄弟」

劇場で観て良かった。特にヒビトを乗せたロケットの発射シーンは感動した。

題名宇宙兄弟
原作小山宙哉
監督大森美香
音楽服部隆之
出演小栗旬(南波六太)、岡田将生(南波日々人)、益岡徹(父)、森下愛子(母)、井上芳雄(真壁ケンジ)、麻生久美子(伊東せりか)、濱田岳(古谷やすし、京都大学)、塩見三省(福田直人、最年長受験生)、新井浩文(溝口大和)、堤真一(星加正、JAXA職員)、吹越満(鶴見徹太郎、JAXA職員)、堀内敬子(権田原さくら)、他
公式サイト映画『宇宙兄弟』公式サイト
制作日本(2012年5月5日公開)
劇場新百合ヶ丘:ワーナー・マイカル・シネマズ

感想

モーニングを毎週買っている関係で、原作漫画は初回からずっと読んでいる。回を追うごとに面白くなってきて、今ではモーニングを代表する作品になっている。いずれ映画化されるのは必至であったろうが、原作がよくできているだけに(そして単行本にして既に17巻を数えてもまだ序章という長大な作品なだけに)、安易に映画化してもどうかな、という不安も、正直なところなくはなかった。

観に行って、そんな不安が杞憂であることを知った。最近の漫画原作映画って、ホント、レベルが高い。本当は玉石混淆で、それは昔から変わっていないのかも知れないけど。

強いていうと、六太のいいところがあまり描かれていない。これでは日々人がなぜそこまで六太を宇宙へ……にこだわるのかがわからない。幼い頃尊敬していた、約束をしたとはいっても、その約束が20年経った今でも有効なものかどうかは、今さら六太に言われなくても十分わかっているだろう。原作では、日々人が「これだけは敵わない」と思えるものを持っているのに。

が、それも杞憂だったかも知れない。原作を知っていると、この描写が抜けてる、このセリフが切れてるなどどうしても考えてしまうが、原作を知らないitottoさんの感想(下記にリンク)を読んで、ちゃんと伝わっているんだと思った。

ただし、なんといっても尺が足りない。六太の選抜試験が終わるまでは良かったのだが、そのあとがいくらなんでも駆け足過ぎる。日々人がどうやって戻ってきたかの説明もなく、「そりゃないよ」と思った人は多かったのではないか。130分と決して短い作品ではないのだが、あと30分ほしかったところ。

撮影

月面での様子が、本当に月面らしくリアルだった。風がない、遠くの景色もくっきりと見える、太陽に照らされているところはとても明るいが、日蔭は真っ暗、など。空気がないと恐らくこんな風になるんだろうなと思う。どうやって撮影したのか。

配役

小栗旬もよくムッタを演じていたが、どうも若々し過ぎてオッサン臭さがない。28歳で31歳の役はちょっと早かったか。「岳」の島崎三歩役、「荒川アンダーザブリッジ」での村長役、「踊る大捜査線3」の鳥飼誠一役など、みなそうだが、あと3〜5年経ったら適役なのに、という気がして仕方ない。もっとも岡田将生は21歳で28歳役をちゃんと(不自然に感じさせず)演じたので、役者の器量なのかも知れないが。

しかし、いくらなんでも麻生久美子(32歳)の伊東せりか(26歳)役はないだろう。麻生久美子は素敵な役者だと思うが、20代に見えるかどうかは別。麻生を使うなら、せりかの設定を映画では30歳とかにしても良かったのに(医師という設定だから、むしろ26という設定は若過ぎる)。あ、麻生さん、5月7日の女児ご出産おめでとうございます。

益岡徹は「こんにちは、母さん」で萩尾文彦(児玉清の息子)役が印象的。塩見三省は「FLOWERS」では片山寅雄、「悪人」では佐野刑事役で登場しているが印象なし。吹越満は「容疑者 室井慎次」で篠田真一(弁護士・灰島秀樹の手下)役、「真夏のオリオン」の航海長役、さらに「ツレがうつになりまして。」「アンフェア the answer」などでも登場しているが、記憶なし。

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