題名 | 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2回目) |
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劇場 | ワーナーマイカルシネマズ 新百合ヶ丘 |
雑感
2回観る価値はあった。それなりに面白かった。
ただ、少々腹が立ってきたのも事実。青島刑事は嘘やごまかしがきらいで、少なくとも、他人の迷惑を顧みず自分の身を守るためにつく嘘やごまかしは嫌悪し、反発してきたはずだ。だから今回の鵜飼の捜査の進め方にも納得できないわけだろう。
その青島が、お茶の代わりに間違ってビールを大量に発注してしまうと(直接発注したのは王だが、内容を確認せず承認印を押したのは青島)、そのビールを隠そうと躍起になるのが解せない。
ビールそのものを隠しても全く意味がなくて、請求書が回ればすぐわかることだ(仮に請求書がバレずに処理されたとしてら、もっとまずいことになる)。そもそもこの程度のミスは、正直に話せばいくらでも善後策が講じられるもの。ビールなんて、お茶より高いとはいっても所詮たいした金額のものではないし、すぐに腐るものでもないから、なんとでもなるのだ。むしろごまかすことで事態を悪化させている。
そうしたドタバタを単にギャグとして挿入しただけなのか。それとも何らかの意図(さんざん青いことを言っていた青島も、係長になればやはりごまかしをするだろう、世の中そういうものなんだ、とか)があってわざわざ入れたエピソードなのか、そのあたりもよくわからない。いずれにしても、こういうシーンを見せられると、以後青島が何を言ってももう信用できなくなる。
真下も、署長になった途端に魚住と中西を金魚のフンよろしくはべらせて悦に入っているし、これでは神田から交代した意味がない。こうした点はもっと工夫がほしかったところだ。
(2014/02/18記)