NHK大河第2回「やむにやまれぬ心」

出演

感想

普通に面白い。大河ドラマといってもこのくらい気楽に楽しめるのがやはりいいのかも。

知っているエピソード満載。たとえばペリーが佐久間象山にお辞儀をしたところとか。特に説明はなかったけどこういう小さなエピソードを拾ってくれたのは嬉しい(ペリーがなぜ象山にお辞儀をしたのかは不明だが、彼が頭を下げた唯一の日本人が象山だという)。個人的な趣味でいえば、ここで象山に「ペリーは侮れぬ奴よ……日本で一番頭のいい人間を一目で見抜くとは……」と独り言を言わせてほしかった。

吉田松陰に海外密航を薦める手紙を書いたとして捕まったり、奉行所では役人を叱り飛ばしたり、そのせいで失脚したり……といったあたりもいくらでも話は膨らむが、主題ではないためあっさり流される。……あれ、もしかして松陰と象山はこれでクランクアップですか?

覚馬が会津に戻ると、わずか一年ほどしか経っていないのに八重がいきなり大人になっていた。この時の八重は11歳なので、綾瀬はるか(27歳)は少々、いやかなり不自然。鈴木梨央(7歳)をもう少し引っ張っても良かったような気もするが、これから会津編が始まるとなると、切り替えのタイミングは今しかなかったのだろう。人気女優を早めに出したい意向もあっただろうし。

幕末のことはそれなりには知っているし、新島襄も知っているが、山本覚馬新島八重という名前は今年の大河で初めて知った。今回、覚馬の親友を演じる長谷川博己は、誰なんだろうとずっと気になっていたが、ドラマ終了後調べて、八重の最初の夫であることを知った。なるほど。いい男だ。

松平容保は知っているが、姉と妹がいたとは知らなかった。照姫は1856年の時点で24歳(稲森いずみは40歳)。容保は20歳(綾野剛は30歳)、敏姫は13歳(中西美帆は24歳)。1868年(明治元年)の時点では照姫36歳、容保32歳、敏姫は19歳で病没。照姫、敏姫はもうちょい若い役者でもよかったのではないか。

それはともかく、照姫が歌を詠むシーンがある。朗々と読み上げ、画面には文字が映し出される……これは「平清盛」における歌読みのシーンを踏まえたものだろう。いいものは受け継がれていくのだ(画面に表示される文字は楷書だった。イメージを重視すれば草書の方が良いが、読みやすさでは断然楷書である。こうした点は昨年の改良だろう)。

象山塾に、突如、豚の大群が。男の子がうっかり逃がしてしまったのだが、この子がのちの新島襄だった。本格的な登場はずっとあとになるから、ここで顔見せ、ということなんだろう。ところでこの幼少時の新島襄を演じた役者は誰か? と思っても公式サイトに記載がない。登場人物に関しては昨年に引き続き、今年も不親切だ。ついでに言うと、今年の公式サイトはあらすじも短くて物足りない。粗筋の右側の年表はわかりやすくていいけど……

八重の鉄砲修業が始まる。

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