007シリーズ映画の23作目で、ダニエル・クレイグによるボンドは3作目。
題名 | 007 スカイフォール |
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原作 | イアン・フレミング |
監督 | サム・メンデス |
出演 | ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)、ジュディ・デンチ(M)、ハビエル・バルデム(ラウル・シルヴァ、首謀者)、レイフ・ファインズ(ギャレス・マロリー、Mを更迭しようとする英国政府情報国防委員会委員長)、ナオミ・ハリス(イブ、MI6フィールドエージェント)、ベレニス・マーロウ(セブリン、シルヴァの愛人)、アルバート・フィニー(キンケイド、スカイフォールの番人)、ベン・ウィショー(Q)、他 |
公式サイト | 007 スカイフォール - オフィシャルサイト |
制作 | 英国、USA(2012年12月1日日本公開) |
劇場 | 新百合ヶ丘:ワーナー・マイカル・シネマズ |
雑感
冒頭での敵方との交戦シーンがいきなり手に汗を握る展開。バイクによるカーチェイスから列車の屋根に飛び乗っての格闘。仲間のイブが援護しようとするものの、二人が揉み合っているため撃てない。ところがMの指令は「撃ちなさい」。で、思い切って撃ったらボンドに当たってしまい、敵は逃走。ボンドは川に沈み行方不明――
アクション(もどき)シーンは多くの映画に登場するが、かなり力のこもった映像であり、こんなに興奮したのは初めてだ。そしてこの興奮は2時間ずっと続く。久々に面白い映画を観たという感じだ。
かつてMI6の腕っこきでMの部下だったハビエル・バルデムは、Mに敵方に売り飛ばされたことを恨みに思い、Mを襲う。MI6の内部事情に詳しく、あっさり本部を爆破されておおくの死傷者を出すなど、ある意味MI6最大の危機を迎える。
極秘情報の入ったハードディスクを盗まれ、多くの死者を出した責任を問われてMは更迭を言い渡される。瀕死の重傷を負ったボンドは数カ月の休養ののちに復帰するが、射撃の腕前も運動能力もガタ落ち。この状態で現場に復帰して大丈夫なのか? Mを囮にしてバルデムを迎え撃つが……
細かい設定はわからない部分も多かったが、テンポよく進み気にならない。Q、ミス・マネーペニーは本シリーズではお馴染みの人物らしいが、僕が観たボンド映画はこれが2作目で初めて聞く名前なのが残念。ま、しょうがないけど。
ボンドが一度肌を合わせた女性が殺されそうになっても、特に守ろうともせず見殺しにし、かつ、眉ひとつひそめないあたりはぞっとする。ボンドは別に善人ではないのだ。そういえば "murder license" を持っている設定なんだっけ。
ボンドガールはセブリンなんだろうが、あまり色っぽいシーンはなく、登場する時間も短かった。むしろイブとの方がよほど怪しげな雰囲気を醸し出していたが、結ばれることなく終わりだった。
配役
ダニエル・クレイグのボンドはいいと思う。もう何作か見たいものだが、彼ももう44歳。いつまで演じられるか。
リンク
- 007 スカイフォール(2013/01/10、虎猫の気まぐれシネマ日記)