映画としてよい出来「ヒッチコック」

題名ヒッチコック(原題:Hitchcock)
原作ティーヴン・レベロ「アルフレッド・ヒッチコック&ザ・メイキング・オブ・サイコ」
監督サーシャ・ガヴァシ
出演アンソニー・ホプキンスアルフレッド・ヒッチコック )、ヘレン・ミレン(アルマ・レヴィル、アルフレッドの妻)、マイケル・スタールバーグ(ルー・ワッサーマン、代理人)、トニ・コレット(ペギー・ロバートソン、秘書)、 スカーレット・ヨハンソンジャネット・リー、主演女優)、ジェシカ・ビールヴェラ・マイルズ)、ジェームズ・ダーシーアンソニー・パーキンス)、他
公式サイト映画「ヒッチコック」公式サイト || 大ヒット上映中
制作USA(2013年4月5日日本公開)
劇場TOHOシネマズ シャンテ

粗筋

ヒッチコック最大のヒット作となった「サイコ」の制作過程を通じて、天才・ヒッチコックと、その天才を作ったアルマを描き出す。

雑感

昨年、劇場で「レベッカ」「鳥」を観ることができ、ヒッチコックに強い興味を抱いたため、当初から観たかったのだが、「サイコ」を知らないと見てもわからない、という意見に接し、なんとなくブレーキがかかってしまっていた。しかし今観ないと一生(恐らく)観られないわけだし、と観に行ったのだが、すごく良かった。それは「サイコ」を知っているに越したことはないかも知れないけど、知らなくてもわかる。それに、いつか劇場で「サイコ」を観る楽しみができたというものだ。いや、「いつか」ではなく、今年の「午前10時の映画祭」にラインナップされているから、数カ月後には観られるのだ。

ヒッチコック」というタイトルから、彼の生涯を描いた作品かと思ったが、基本的には「サイコ」という作品の制作過程に絞って描いている。この方がいい。これだけで彼の天才性と脆さ、アルマや配給会社との関係がよくわかるし、短い(約100分)のも観やすさにつながる。うまくまとまってよくできていたと思う。

ラストで、この作品はこうしてうまくいったが、次の作品のネタがない……とつぶやくヒッチコックに烏がカアと鳴いてその肩に止まり、またいってしまう。この意味がちゃんとわかったのは嬉しかった。2年前の自分だったらわからなかったわけで、自分の成長(!)を感じた。

アンソニー・ホプキンススカーレット・ヨハンソンが誰だかちゃんとわかった点にも成長(!)を感じた。それにしてもアンソニー・ホプキンスは太ってたなー。

配役

タイトル

タイトルと内容には乖離がある。これだとミスリードしていると言われても仕方がないのではないか。原作通り「アルフレッド・ヒッチコック&ザ・メイキング・オブ・サイコ」ならわかるけど。映画の題名としては長過ぎるのか?

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