題名 | 探偵はBARにいる2 |
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劇場 | 丸の内TOEI |
雑感
感想としては、前回書いたことがほぼ意を尽くしている。2回目を観るかどうか迷ったのだが、観たら観た面白く、何度も声を出して笑ってしまった。
尾野真千子が圧巻。最初の怪しげな様子、知り合ってからの、探偵を命の危険にさらしておいて屁とも思わないどころか、「(襲った)相手の身許くらい調べたんやろな! (まさこちゃん殺しの)実行犯かも知れへんのやで!」とくってかかる威勢の良さ、一緒に室蘭まで出かけて「揚げじゃが食べたーい」とつぶやいた時の可愛らしさ、そしてまさこちゃんとの関係を告白した時……。尾野真千子に引っ張られて2時間見入ったといっても過言ではないほど。
もちろん、松田龍平の高田クン、マッチゲのオッチャンの桐原組若頭など、存在感のある人物が多かった。これも、このシリーズの魅力のひとつ。
前回疑問に感じたような点について深く考えなければ、最後まで楽しく観ていられた。
探偵が橡脇を中傷した件だが、本来はいくら悪党だからといって何をしても許されるわけではない。しかしこの探偵も、映画では好青年ぽく描かれているけれど、本当は善人ではなく、結構な悪党で、叩けば埃の出る身体のはず。こんなことで筋を通したりはせず、ま、悪いこと言っちゃったけど、あいつらだってワルなんだから、しょうがないよね、ぐらいに考えていたとすれば、むしろその方が相応しいのかなと思えてきた。
配役
公式サイトの作者紹介の姿が入院しているような写真だったので、しかも入院しているくせにアルコールを飲んでいるので、アルコール依存症か何かで入院中なのかと本気で思っていたのだが、事情が判明した。最後に探偵が入院した時の隣の患者として、カメオ出演していたのだった。
過去記事
- 途中までは最高に面白かったのに「探偵はBARにいる2」(2008/05/15)