出演
粗筋
官兵衛は小寺政職の近習に取り立てられる。姫路を離れて御着に住むということであり、要は人質ということだ。「殿のおそばで働けることはやりがいのあること」と前向きに捉えるが、決断力のなさを目の当たりにすることになる。また、同じ近習の櫛橋左京進が絡んでくる。
赤松政秀と一戦交えることになる。官兵衛・母里武兵衛にとってはこれが初陣。赤松軍は石川源吾が指揮を執っている。なるほど、敵側に寝返っていたのね。官兵衛は敵の罠にかかったことを見破り、抜け道に案内して貢献する。が、実際の戦闘の場面では足がすくんで何もできず。
おたつが官兵衛を心から慕っているところ、官兵衛もおたつを憎からず思っているシーンがたびたび映る。子供ゆえ話はそれ以上進まないが、微笑ましいシーンである。しかし、いろいろ政治的事情から、他国へ嫁に行くことになってしまった……
雑感
おたつ、武兵衛ともに本役。子役のおたつも印象的だったが、本役の人はもっとかわいい。
合戦の前に震えたり、緊張したりする様子を克明に描いていた。こんなことまで描く大河は初めてではないか。
前回もそうだったが、戦の場面をちゃんと描き、死んだ人も映している点は高く評価したい。戦国時代なんだから戦争を描かなければダメである。なぜか前回の戦国時代の時は戦の場面がほとんど全く描かれなかったので。
善助と称する百姓が、部下にしてくれーと言ってきたのはいいけれども、濱田岳は「永遠の0」で宮部の部下だった井崎である。先祖かよ。
【追記】
信長が美濃を攻略しようとして返り討ちに遭い、さんざんな思いをして引き返すシーンがある。信長というより秀吉を描いているのだろうが。秀吉が「向こうには優秀な軍師がついているに違いない」とつぶやく。その軍師は竹中半兵衛。のちにつながるエピソードと思うので、追記しておく。(2014/1/17)
リンク
- 「軍師官兵衛」 第2回 動の信長、静の官兵衛(橋本リウ詩集、2014/01/12)