女20代のリアル「もらとりあむタマ子」

以外に前田敦子の演技の評判が良かったので、観たいと思っていた。

題名もらとりあむタマ子
原作前田司郎
監督山下敦弘
出演前田敦子(坂井タマ子)、康すおん(坂井善次、タマ子の父)、鈴木慶一(坂井啓介、善次の兄)、中村久美(坂井よし子、善次の義姉)、富田靖子(曜子、善次の彼女?)、伊東清矢(仁、近所の中学生)、他
公式サイト映画『もらとりあむタマ子』 オフィシャルサイト
制作日本(2013年11月23日公開)
時間78分
劇場早稲田松竹

内容

タマ子は大学を卒業したが、就職するでもなく家業のスポーツ店を手伝うでもなく、食べて寝て漫画読んでとダラダラした日々を過ごしている。父はそんなタマ子を案じながらも、厳しく叱ることもできない。やがて父に再婚話が持ち上がるが……

雑感

前田敦子の演技力うんぬんというより、髪はボサボサ、服装は着崩したジャージ姿、始終不機嫌と、仮にもAKBのセンターだった子にこういう役をやらせてしまうということに驚いた。まあそれはそれでうまく嵌まっていて、映画としては成功だと思うけど、結局それは前田敦子はこういう普通の子なんだ、ということか?

ところどころギャグを交えつつ、季節もうつろい、冒頭ではタマ子が逆切れしたり、後半は父に交際相手ができたり、それなりに起伏はある。あるけれど、基本的にはゆるゆるした日常を描いており、これはこれで面白いけど、延々と続くと辛いなと思い始めたら、あっさり終了。短い尺でまとめたのも、結論らしいものを出さなかったのも、好印象である。

「(テレビのニュースを見ながら)ダメだな、日本は」
「食って寝てマンガ読んで。ダメなのは日本じゃなくてお前だ!」
「その時が来たら動くわよ私だって!!」
「その時って、いつなんだよ」
「少なくとも……今ではない」

タマ子の食べ方が汚くて行儀が悪いのは演技だと思うが、父の食べ方の行儀が悪い(右手しか使わない)のは、演技なんだろうか。父がこうだから、娘もこうなっちゃった、的な。それとも康すおんの食べ方がああなんだろうか?