吉田秋生の傑作漫画「海街Diary」が是枝裕和監督によって実写映画化されるらしい。
原作は単行本にして現在5巻だが話がかなり発散している。いろいろな顔、いろいろなエピソードをつなぎあわせて紡いでいく、というのが吉田秋生のやりたかったことかと感じているが、ぎりぎりの線である(自分は、父のもとで抑圧されて育ち、シャチ姉たちに引き取られて初めて「いい子」でいなくてよくなったすずと、湘南オクトパスでみぽりんや風太たちと青春している「すずと、同一人物には思えない。後者のすずは、あまりにも陰がなくて明るいから)。
尺の上からも映画はエピソードを相当絞る必要があるが、さて、どのシーンにフォーカスを充てるのか。
- 作者: 吉田秋生
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/04/26
- メディア: コミック
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