窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

芦田愛菜の初主演作「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」

題名円卓 こっこ、ひと夏のイマジン
原作西加奈子
監督行定勲
出演■渦原家/芦田愛菜(渦原琴子)、八嶋智人(渦原寛太、琴子の父)、羽野晶紀(渦原詩織、琴子の母)、青山美郷(渦原理子/眞子/朋美、琴子の姉・一人三役)、平幹二朗(石太、琴子の祖父)、いしだあゆみ(紙子、琴子の祖母)、他
■琴子のクラス関係/伊藤秀優(ぼっさん)、古谷聖太(朴圭史)、中村ゆり(朴圭史の母)、野澤柊(ゴックん、ベトナムからの難民)、内田彩花(幹成海)、丸山隆平(シビキ、担任)、三浦誠己(シビキの先輩教師)、他
■その他/入江甚儀(森上、理子の彼氏)、森山開次(鼠人間)、浜村淳(野次馬)、川藤幸三(みどりのおじさん)、谷村美月(竹田富美枝、鹿を発見したホステス)、他
公式サイト映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』公式サイト
制作日本(2014年6月21日公開)
時間113分
劇場TOHOシネマズ シャンテ(スクリーン2/201席)

内容

小学3年生の琴子の成長物語。

雑感

映画としてはよくできていたと思うし、面白かったが、こうしたタイプの作品を自分が好んで二度でも三度でも観たいと思うかといえば、それは別。

芦田愛菜が主人公ということで、子ども役の人が大勢出て来るのであろうし、芦田本人はいいとしても、他の子がそれなりにうまくないと浮くだけだぞ、と思っていたが、杞憂だった。親友のぼっさんはなかなか優れた存在感を発揮していたし、他も達者な子が多かった。伊藤秀優は独特の喋り方をしていたが、あの手の喋りは(特に小さい頃にやると)癖になってしまいかねない。役が終わって普通に戻れたか、気になる。

病気や吃音に憧れ、すぐその真似をする琴子の心情を、ぼっさん以外は誰も理解せず、視聴者にもわかりにくいところだろうと思われているようだが、10代後半から20代はつかこうへいに大きな影響を受けた自分にとっては、まったくもって当然の考え方である(笑)。

本筋とはあまり関係がないが、琴子が怪我をして帰宅し、家族がみんな心配した時、紙子が詩織に「あんたがもっと気をつけないと」的なことを言って叱る。これはちょっとひどいと思った。琴子のケガは母親の責任ではないだろうに。詩織は慣れているのか、紙子に対しては適当な返事をしていたが、いつもこんなことを言われているなら、自分だったら別居を考えるところである。

配役

リンク