もうちょっと毒があるかと思ったが「奴隷区 僕と23人の奴隷」

秋元才加を初めて見たのだが、冒頭で登場した時、男かと思ってしまった……。

題名奴隷区 僕と23人の奴隷
原作岡田伸一「奴隷区 僕と23人の奴隷
監督佐藤佐吉
出演秋元才加(荒川エイア、フリーター)、本郷奏多(大田ユウガ、エイアの弟)、大沢ひかる葛飾ジュリア、リュウオウに尽くす女)、山田裕貴(中央アタル、ジュリアとともにリュウオウに尽くす男)、久保田悠来(新宿セイヤ、ホスト)、麻亜里(豊島アヤカ、風俗嬢)、斉藤悠(目黒マサカズ、無職アキバ系)、杏さゆり(杉並ルシエ、OL/アニメオタクで目黒にレイプされる)、折井あゆみ(足立シヲリ、女王様)、天乃舞衣子(渋谷サチ、足立シヲリに憧れる女)、イ・テガン(墨田ズシオウマル、犬以下だと思い込んでいる)、黒石高大(文京ゼンイチ、「おーい、主人はどっち?」の人)、MASAMI(千代田マリヤ、元ミュージシャンで車椅子)、槙尾ユウスケ(板橋ゲッコウ、マリアに憧れている男)、川嵜祐樹(品川ゼロ、売れない俳優)、岩崎う大(中野タイジュ、映画監督)、鳥居みゆき(台東フジコ、頭のおかしい人)、板垣李光人(江戸川リュウオウ)、緒形幹太(練馬ムオン、暴力団組長)、心美響(北ミナミ、練馬ムオンの孫)、畔柳亮平(港タキオ、第二段階の奴隷のまとめ役)、斎藤洋介(世田谷ツバキ、高校教師/マスター)、他
公式サイト映画『奴隷区 僕と23人の奴隷』公式サイト
制作日本(2014年6月28日公開)
時間100分
劇場T・ジョイ大泉(シアター3/166席)

雑感

とりあえず疑問。「SCM」によって主従関係になっている時に、「主人」が別の誰かと勝負して負けた場合、当然「主人」は勝負した相手の「奴隷」になるが、「奴隷」も「主人」と一緒にその相手の「奴隷」になる、という設定はわかる。しかし「奴隷」が「主人」の許可なく勝手に勝負ができるのはおかしい。それで「奴隷」が負けたら他人の奴隷になってしまうのだから、「主人」からしたら許しがたい話である。「奴隷」にしたら「主人」を変える自由があるわけで、それでは「奴隷」にならないだろう。

さて、原作はよく知らないが、長い話を一本の映画にまとめた感がありあり。というのは、このような話であれば、勝負の仕方や主従の関係についてもっと膨らませるべきところを、とにかく先の展開を急いでいる風だったからだ。もう少し登場人物を削るべきだったのでは、と思ったが、観終わったあとキャスト一覧を見てみたら、それぞれの登場人物のことがちゃんと印象に残っていたから、その点、実はうまく作ってあったのだ。

誰かを奴隷にしたら、凡人が思いつくのは、自分の得を考えるなら、金を稼がせる(貢がせる)、また自分が男で奴隷が女なら、セックスの相手をさせる、また相手に復讐心がある場合は、ハレンチな行為をさせたり法を犯させたりして社会的な破滅に追い込む、これらはすぐに思いつくところだが、本作の登場人物はそういう下卑た真似はしない(一度ユウガがアヤカを抱こうとしてエイアに止められる場面はあったが)。これは作品としての矜持であろう。

マスターの望みがみんなを自分の奴隷にしたいことで、SCMのようなすごい機械を作る技術があるなら、余計な制約を設けず単に自分の奴隷になるように作ればいいのに、なんでこんな手の込んだルールを作ったのかは不明。

これで(元)AKBの子が主演する映画として、ここ三ヵ月くらいの間に「もらとりあむタマ子」「薔薇色のブー子」そして「奴隷区 僕と23人の奴隷」と観たことになる。みな、思ったより演技は達者だ。しかし、みなあまり可愛くない。これには驚いた。AKBのトップクラスの子って、別に美人ではないのか。昔のアイドルとは違うんだな。

配役

劇場

あっという間に上映館が減ってしまい、夜に上映しているところを探して初めて行った。大泉学園って、もっと遠いところかと思っていたのだが、山手線の駅(池袋)から15分弱。中央線なら荻窪(新宿から)、東急線なら二子玉川(渋谷から)ぐらいに相当する。ナンダ近いじゃないかと思って出かけたのだが、確かに大泉学園という駅までは近かったが、駅からが遠い。歩いて10分以上……どうりでホームページに駅からの距離が載っていなかったはずだ。もちろん、歩けない距離ではないが、もうチョイ涼しい季節ならともかく、この蒸し暑い中、映画館に着いた時は汗びっしょりだった。もう二度と行かないぞ。

観客

6人だった。

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