清須会議はアバンで終了。なんだこりゃ。
雑感
今回は清須会議だと思ったが、まさかまさかのアバンのみで終わったことにされた。勝家が市と結婚して信長の義弟の座に就くのはよかったが、その後、理由やきっかけが不明のまま柴田と羽柴が一戦交えることになる。これまでその他大勢的な扱いを受けて来た加藤清正や福島正則の見せ場が少しでもあるかと思いきや、賤ヶ岳の戦いもあっさり終了。
光秀を討ち取ったあと、一気に天下人に近づいた秀吉だが、官兵衛は再会した村重から、「天下人が近くなってから信長は変わっていった。天下人にはそれだけの魔力があるのだ。秀吉もそうなる」と言い、官兵衛を苦悩させる。
なんか、天下を取るための光と影みたいなものを描きたかったのかな。しかし清須会議なんて権謀術数の塊で、官兵衛がその才を発揮するのに格好の場であったはずだし、賤ヶ岳にしても、結果的に勝利したがそこに到るまでの道は平坦ではなかった。そういうところをもう少し描いた方がと思う。秀吉はじめ、周囲は官兵衛官兵衛持ち上げ、今日も「ここまでこれたのもすべて官兵衛のおかげじゃ。おぬしは恐ろしい男だ……。敵にはまわしたくないものよ」などと秀吉に言わせていたが、実は官兵衛のどのあたりがすごいのか、あまりよくわからないのだった。
昨年観た映画「清須会議」で登場した黒田官兵衛の方が、よほど軍師としての仕事をしており、スゴイ人だと思わされた。アレを観た時、来年の大河でこの黒田官兵衛を超えるのは並大抵ではないぞと思ったものだが、清須会議を描いても三谷さんに勝てるわけがないから敢えてスルーしたのだろうか? それにしても、気を揉む三成に「殿が柴田勝家殿に口で負けるわけがないではないか」で終わりはいくらなんでもないよなー。
配役
リンク
- 第31回 天下人への道(すだち記録帳、2014/08/03)
- 【 軍師官兵衛 】第31回 「天下人への道」感想(ドラマ@見取り八段・実0段、2014/08/03)