DVD/BDはもっと早くリリースすべきだ

映画のソフト(ビデオ、DVD、BD/ブルーレイ等)は、以前は劇場公開から一年後とか、一定の期間を置いたあと発売されていたソフトが、最近はどんどん短い間隔で発売されるようになってきている。

これに対しては、あまり期間が短いと「ちょっと待てばレンタルで観られるから、映画館へ行くのはやめよう」と思う人が増えるから反対、という意見と、「映画公開時の(膨大な宣伝の)記憶が残っているうちにリリースされた方が売り上げにつながるから、あまり期間を開けない方がいい」という意見の双方をよく耳にする(どちらも意味が全くわからないのだが、それは措いておく)。

僕は、映画公開と「同時に」DVD/BDをリリースしてほしい派である。劇場で観て、細かいところがわからずスポットで確認したい点があった時(こういうことはよくある)、DVD/BDがあればそれができるからだ。DVD/BDで細かい点を確認したら、安心して、もう一度劇場へ行って落ち着いて鑑賞したい。

DVD/BDで見て、これはすごい、ぜひ劇場で観たいと思っても、現状ではそれは不可能。けれども、劇場へ行くよりレンタルの方が明らかに敷居は低いのだから、こういうルートは作っておくべきだ。その方が、却って劇場に足を運ぶ人を増やすことになるのではないか。劇場とDVD/BDでは「落差」があり過ぎるため、お気に入りの作品であれば、DVD/BDで満足できるわけないと思うのだ。*1

実際、自分は「ターミネーター」や「ロッキー」のDVDを持っていて、何度も見たが、ロッキーは昨年、ターミネーターは今年、劇場で(再)公開されたので速攻で観に行っている。これまで観た映画の中で最も感動したのは「タイタニック」(1997年)だが、素晴らし過ぎて自宅のプレイヤーで観る気になれない。だからDVD/BDは持っていないし買う気もない。これほどの作品だと10年に一度くらいは絶対に劇場で上映されるだろうから、その時に観に行けばいいと思っている。

単に新作が見たいがために劇場へ行く人も、それなりの割合でいるのだろうが、DVD/BDで見られるならそれでいい、という人は、無理に劇場にきていただかなくていいんじゃないかと思っている。そういう人が、観劇中も(テレビ感覚で)ずっとおしゃべりをしたり、携帯を手放さずLINEだかtwitterだかをやったりしているのかな、と思う。

*1:映画公開とDVD/BDリリース同時が理想的、というのは、映画評論家である樋口尚文氏の説である。氏は初監督作品「インターミッション」では、上映時、劇場でDVDを販売していた。「家へ帰って、DVDを見てみてください。劇場との違いがわかるから。そうしたら、また劇場へ来たくなるでしょう」と言っておられて、全くその通りだと思った次第。