引き続き面白い「真田丸」第2回「決断」

武田が滅んだ今、真田としては上杉につくか北条につくか決めなければならない……昌幸の決断は?

出演

武田家
徳川家

感想

勝頼は前回で終わりかと思ったら今回も登場。亡くなるまでをていねいに描いた。勝頼をここまでていねいに描いた大河がかつてあっただろうか?

源三郎と源次郎の差は、真田家を背負って立つ責任を持っている長兄と、なんの責任もない次男坊、という対比が描かれていたのはよかった。源三郎は、万が一にも真田家を滅ぼすことのないよう、愚鈍に見えてもリスクを最小限に抑える道を選ぶのだと。また、逃避行を続ける彼らが野党に襲われた時、殺すのを躊躇した源次郎に対し「ためらうな!」と叱りつけるなど、まだまだ幼い弟に対し大人な兄、というシーンもあった。この点は、今回はよかったと思う。

上杉につくか北条につくか、籤で決めようと言い出した昌幸は、源三郎に籤を引かせるが、開かせない。昌幸自身も迷っているのだ。迷った末に昌幸が出した結論は「信長につく」というもの。このあたり、ギャグとシリアスの混じった絶妙なドラマだった。
(2016/2/7 記)

追記

小山田信茂織田信忠に挨拶に行くが、「主君を裏切るとは」と言い捨てられ、殺されてしまう。信忠の理屈では、穴山梅雪木曽義昌は織田側から調略を仕掛けた結果だからよいが、小山田信茂は勝手に裏切ったからダメなんだそうだ。しかし実際のところ、調略の結果だろうがなんだろうが、主君を裏切った人はその後幸せになっているのだろうか? 

配役

武田信玄を演じた林邦史郎は殺陣師で、2015年10月29日没。76歳。撮影後に亡くなられ、これが遺作だそうだ。死人のイリュージョンのため、顔ははっきりとは映らなかったが、もっと若い人かと思っていた。
(2016/2/14 記)