柿原りんかに注目だ。
出演
粗筋
- 吉之助は年貢を集める役人の補佐役を務めている。取れ高が悪く、とても年貢が払えない百姓を大勢見てきたが、不正をするわけにはいかず、自分の力ではどうにもならない。
- 調所広郷に直談判に及び、固定制から変動制に変えてもらうが、検地を始めたところ、隠し田が見つかり、変動制はやめてくれと百姓から懇願され……
- 藩の実権を握っているのは斉興だが、斉彬が藩主になれば、このような地獄の生活から抜け出せるのではと希望を持つ……
感想
- 吉之助のような下級武士が調所広郷にお目通りなどできるわけがないが、大河の主人公ゆえに実現してしまう。なんだか「江」を思い出してしまう。そういう無茶なことをしなくても話は作れると、昨年の大河が証明したであろうに。
- 昨年といえば、隠し田ネタは昨年をヒントにしたものか。いいものが取り入れてよいのだが……
- 自分の家にも食うや食わずの弟妹や祖父母がいるのに、自分の(わずかばかりの)給金を困っている百姓に差し出したところで問題解決にはなるまいに……「それでもほっておけない」のが吉之助だということか。
- 突っ込みどころは他にも山ほどあったが、それらを吹っ飛ばしてくれたのがふき役の柿原りんかだ。彼女の演技は見応えがあった。今回限りだが、彼女の今後に注目しよう。
(2018/2/4 記)