窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「アシガール」第2回「若君めざして一直線!」

出演

概要

天野信茂と千原元次が駆け比べをすることを聞いた唯は、天野信茂に取り入り、勝ったら配下に加えてもらうことを条件に選手(?)の座を勝ち取る。が、千原の側の選手・悪丸は長身の黒人。唯は(視聴者も)驚くが、フォームも呼吸法もなっておらず、唯が楽勝で勝つ。

喜ぶ天野陣営だが、信茂は褒美として上質のわらを与えるだけで、雇うという約束は反故に。また唯に負けたかどで悪丸も首になった。行く当てのない唯と悪丸は、仕方なく吉乃の元へ、吉乃は、「それはいつでもいらっしゃいとは言ったけどさ……」と呆れつつも、とにかく二人を受け入れる。

が、朝から晩まで働いて口にできるものはわずかな粟のかゆだけ、という生活は、唯にとってはつらいものだった。そんな矢先に羽木成之と再会。城へ連れて行ってほしいと頼み込むが、成之は、自分は忠清の兄とはいえ側室の子なので跡継ぎではない、よってそんな権限はないと断わる。忠清は近く嫁を娶って城主となるだろう、という話をする。それを聞いた唯は居ても立ってもいられず、再びお城へ向かうが、……その時再びタイムマシンが作用し、現代へ戻る。

唯には苛酷な一ヵ月の時間旅行だったが、平成の世では3分が過ぎただけ。食事をしてシャワーを浴び、やはり現代っていいわぁと思う唯だったが、木村先生から、唯がいた時代から約半年後、戦で羽木家は全滅する、忠清も死ぬ、と教えられた唯は、再び戦国の世へ行って若君をお守りしよう、と決意するのだった。

雑感

なぜこんなところに黒人がと思うが、同時代、織田家には弥助がいたわけだから、案外あちこちにいたのかも知れない(白人はいなかっただろう。黒人の場合は奴隷として連れて来られ、献上または売買された可能性がある)。

第一話より第二話になってぐっと面白くなった。

配役

川栄李奈は今回は顔見世だけ、本格的な登場は次回以降であろう。映画「嘘を愛する女」で知り、「夕凪の街 桜の国2018」「いだてん」で芸達者なところを見せてくれた。本作の出演はそれより早い。どう演じるか期待する一方、当時22歳はちょっと年が行き過ぎているのでは、とも思う。


映画ランキング

(2020/5/6 記)