窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「恐怖新聞」第二話

放映日

  • 2020年9月5日

出演

  • 比留間由哲(津々木、未成年に手を出して家庭を崩壊させる)
  • 日比野友香(諸積杏奈、津々木の浮気相手)

概要

詩弦にとって父の死は悲しくはあったが、それより死ぬ前の父に「お前なんか生まれなければよかった」と言われたことがショックだった。歌子は夫の死に呆然として、遺骨を食べ出し、止める詩弦に、なぜ目の前でお父さんが死ぬのを止めなかったんだ、お父さんを殺したのはあんたよ、と半狂乱になって叫ぶ。

蜷川冬夜が詩弦に会いに来る。自分はあんたの前の恐怖新聞の読者だと。そして4年前の自分の(まだ若かった)写真を見せ、恐怖新聞を4年読んだらこうなった、一回読むと100日寿命が縮まる、このままではお前も死ぬぞと告げる。回避するにはどうしたらいいの? と訊く詩弦に答える前に篠崎刑事が現われ、つかまえようとする(が、逃げ出し、追いかけてつかみあったまま階段を落ち、篠崎は軽傷で済んだが蜷川は頭を打って意識不明となった)。

今回の恐怖新聞には、総合運動公園で男女が中年男に襲われるという予言が載っていた。それを変えるべく、詩弦、勇介、桃香の三人は行動を起こす。予告の時刻前に公園に行き、当該の男を探して、それを阻止しようというのだ。津々木は、自分の浮気が原因で別れた妻子とよりを戻すべく、公園で二人を見かけ、近寄っていくが、その津々木が恐怖新聞に載っていた男にドンピシャだったため、詩弦は津々木に声をかけて母子に近寄るのを阻止しようとする。その時、津々木の浮気相手だった諸積杏奈が逆恨みして母子を殺し、その後自らの命を絶った。

恐怖新聞の予言は変わった。当初の記事では死ぬのは一人だけ(母のみ)だったが、それを阻止しようと詩弦らが余計な動きをしたせいで三人が死んでしまった……

雑感

恐怖新聞が配達されるようになってから詩弦がおかしなことに巻き込まれるようになったわけではなく、生まれる前から何かあったらしい。が、それについては今回も明かされず。隣人親子も怪しいが、単に怪しいだけかも知れない。

今回初めて詩弦は、恐怖新聞の読者が自分のほかにいたこと、一回読むと寿命が100日縮まること、そのためわずか数年で年老いてしまうことを知るが、寿命を吸い取られることに関しては詩弦はあまり信じている様子ではなかった。そこが大事なのに!

篠崎刑事はホント下手を打つなあ。蜷川をつかまえたいなら、そっと近寄っていきなりつかまえればいいのに、遠くから声をかけるなんて、逃げてくれと言っているようなものだ。自分は若く、相手は年寄りだからと甘く見たのか? それに、蜷川が詩弦に何がしたくて後をつけていたのかはわからないが、何か言いたいことがあるようなんだから、最後まで言わせればよかったのに。

それにしても、この程度の行動を起こしただけで恐怖新聞の予言が簡単に変わってしまうなんて。今回は事態はより悪化してしまったが、それなら、やり方によっては好転させることもできるのでは?

  • 恐怖新聞の配達は毎日ではない(だから4年読んでも死なない。毎日なら半年で50年寿命が縮まってしまう)。
  • 恐怖新聞の予言は翌日ではなく数日後。
  • 詩弦にだけは恐怖新聞の記事は何日経っても、何度でも読める。
  • 恐怖新聞の予言は外れることもあるが、あとから読み返すと記事が書き換わっている。


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