窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「光秀のスマホ」(1)「#これからは信長の時代でしょ」

武将たちが群雄割拠し、天下統一に向けて覇権を争っていた戦国時代。もしも彼ら武将たちがスマートフォンを持っていたら……という設定のドラマである。時代物のパロディを扱わせたら今の日本で右に出る人はいないと思われるスエヒロさん(@numrock)が画面の作りこみを手伝ったと聞いて、このような番組があることを知り、放映を楽しみにしていた。

概要

光秀は、フォロワー数がなかなか伸びず、エゴサすると自分の悪口が見つかったりするので落ち込んでいる。そんな矢先、ネットニュースで今川義元桶狭間織田信長に討ちとられたことを知る。士官するにはどうすればいいかヤマカン(戦国版Siriか?)に聞くと、仲介者を探せという。そんな矢先、細川藤孝から足利義昭が上洛するためにボディガードを探していることを知り、そこで織田信長足利義昭の両者を引き合わせようともくろむ。

信長・義昭の密会が戦文オンラインに抜かれた。そのニュースがバズっていることを喜ぶ光秀だが、誰もセッティングしたのが光秀だと気づいてくれない。業を煮やして、裏垢で「仕掛けたのは光秀らしいよ」とつぶやく。

信長からは感謝され、「光秀さん、これからも頼むわ」とメッセージが飛んでくると、「是非に及ばず」のスタンプで返す。

雑感

戦国時代にスマホがあるという設定がSFもいいところなのだが、ストーリーは意外に真面目である。光秀は朝倉のところにいて、信長から誘われるが断わる。その後、信長と義昭を引き合わせるなど、「麒麟がくる」と呼応している。「是非に及ばず」は本能寺の時に信長が呟いたとされるセリフで、知っているとおかしさ倍増である。

性格はもちろんかなり違うが。

アプリ

メインで使っている短文投稿アプリはなんという名前なのだろう。アイコンは常に見えるが名称がわからない。もうひとつ、個別メッセージ交換アプリはFUMIである。電話は現代と同じように使えるようである。その他、トップ画面にあるアプリは、「暦」「天気」「銭」「連絡先」「石垣積む積む」「連歌メモ」「UnuTube」「OmoteTime」「馳走ログ」「家臣マッチング」「武士ナビ」「知恵袋」「Ichizon」「暗箱」「写真」「ニュース」「モノカリ」「地ノ図」「物見」「BushiBook」。さらに最下段に「電話」「FUMI」「短文投稿アプリ」「矢文」が見える。

それにしてもよく使いこなしているものである。ちょっと依存症気味のような気もするが。



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