概要
信長から直電。明後日家康が安土に来るので、光秀に貸している茶器を見せたいから今すぐ安土に持ってこい、と。いつもながら無茶振りに腹を立てて裏垢で信長の悪口をつぶやいたつもりが、うっかり本垢でつぶやいてしまう。玉から「ぶちぎれてどうしたの?」とFUMIが来て気づき、慌てて削除したが……
その直後、信長からのFUMIで、さっきの茶器の件はなし、その代わり家康の宴会係をやれとのこと。先ほどの誤爆つぶやきを見られたのか? そうではないのか? 今度こそ裏垢であることを慎重に確認し、「面倒くせー」とつぶやく。
しかし家康に腐った魚を出してしまい、宴会係もクビになる。この事実は、視聴者は光秀が見ているスマホの画面で、「光秀氏が解任、宴会に“腐った魚”で信長氏が激怒」という見出しの戦国新聞の記事、および、信長とやりとりしたFUMI「もういい、宴会担当は交代(中略)処遇は追って決める」などによって知ることになる。
結局、丹波を没収されてしまう。秀吉からは、自分も上様から木刀で殴られたりロウソクの火で火傷させられたりしている、光秀の気持ちがわかるのは自分だけだ、と言われ、「ところで……」と、知り合いの記者から、上様を裏切ろうとしている大物家臣がいるという話を聞いたのだが何か知っているか、と尋ねられる。知らない、と答える光秀に、「上様を裏切って討とうものなら、歴史に名が残る」「そうなった方が私たちも助かる」などと言い始める。「その話は聞かなかったことにする」とかわす光秀だが、何が思うところがあったのか、「ときは今あめが下しる五月かな」という句をアップする……
雑感
信長の言っているのは、大事な客がくるから貸している茶器を返せというだけで、いささか急過ぎるきらいはあるが、非難されるほどの話とは思えない。少々腹が立ったからと言って、いちいち裏垢で上司の悪口をつぶやく光秀の方が問題ありだ。
しかし、秀吉は煽るなあ。本ドラマにおける光秀は、根が単純で調子乗りである。前回、上様は確か馬が欲しいと言っていました、という秀吉の言葉を真に受けて信長に馬を贈って送り返されてしまう光秀なのである。最後に光秀がアップした句は、信長を討つ決意をしたとされるもの。この句が出てきたら、いよいよだ。