窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ハコヅメ」第08話

最高に笑えて最高にカッコ良かった。

放送日

  • 2021年9月8日

登場人物

あらすじ(公式サイトより)

川合は宮原から、藤が刑事課から交番にやってきた本当の理由を聞く。

3年前にひき逃げされた同期・桜のために犯人を追っていた藤は、捜査が難航する中、「守護天使が犯人じゃないか?」という伊賀崎の勘にすがり、一人で手がかりを探してきた。しかし、交番の新任女性警察官を狙って凝視してくる不気味な男・守護天使は、事件後にぱったりと姿を消し、藤の捜査も次第に手詰まりに。そんな時、町山署で現場実習をしていた川合に遭遇。藤は、桜に似ている川合の近くにいれば守護天使がまた現れるかもしれないと思い、自ら刑事課から川合が所属された町山交番に異動してきたという……。

藤が真実を隠して自分のそばにいたという事実に混乱する川合。それでもショックを隠し、今まで通りに藤と接しようとするが……。

そんな中、生活安全課の応援に駆り出された藤と伊賀崎は、違法風俗店のオーナーが現れる予定のレストランで張り込みをすることに。しかし、客を装った捜査員たちで固めた店内に、事情を知らない源と山田が偶然にもそれぞれ勝負デートに現れる! 全てを察し、捜査の邪魔をしないよう必死に平静を装う二人だが、楽しかったはずのデートは、恥ずかしすぎる公開処刑の場に! さらに、店には何も知らない川合までやってきて……!?

雑感

序盤のレストランでも張り込みシーンは最高に笑えた。張り込みをやっていると知らない山田が入ってきた時の格好が、本人なりに精一杯おしゃれしてきたつもりなのだろうが全く似合っていない点にまず笑えたし、源がやってきたのにも笑えたし、そこへ川合までがやってくるとは思わなかった。おまけに山田と源は一瞬で何が起きているのかを理解し、身の置き所がないという顔をしているのがたまらない。一方川合は知った顔が大勢いることに気づいていないのが可愛らしい(川合らしい)。
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このシーンはほかにも爆笑セリフが満載。スズキが牧高ににらまれるところとか。公式サイトのスペシャル動画にノーカット版が出てくるのを待とう。

もう一つの見どころは拳銃を発砲しようとする被疑者に聖子が拳銃を向けて対峙するところ。ここも笑える箇所はあるのだが、原作にあった大事と思われるセリフがいくつかカットされていて、残念に感じた人もいたようだ。だが、原作ではここはお笑いパートなのだけれど、ドラマではシリアスの方に軸を置いて演出したのではないかと思う。銃を構える戸田恵梨香はカッコ良かった「ペアっ子の命、私の残りの人生を賭けるにはそれで充分」というセリフは川合に響いただろう。
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それにしても宮原部長も川合によけいなことを言ったものだ。一回目の登場シーンはおいしいところをかっさらっていった感があったが、今回は逆。聖子からそう聞いたわけでもないのに、「俺にはすぐわかった。お前を囮にするつもりなんだってな」と断言するのはいかがなものか。囮というなら、守護天使が出そうなところをわざと川合一人でパトロールさせるとかいうならわかるが、別にそんなことはしていない。交番に、新人の女性警察官が配属されたから、守護天使が現れるかも知れないと思って転属した、でいいんじゃないのか? 川合に言うなら「守護天使からお前を守るつもりなんだろう」ぐらいのことを言ってやればよかったのに。

そして聖子が交番へ来た時に抱えていた段ボール箱はさくらの事件の資料。これを「ハコヅメ」にして持ってきた、というわけで、ハコヅメはダブルミーニングだったことが明かされた。なるほど。



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