窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「カムカムエヴリバディ」第二週(落穂拾い)

第二週の落穂拾い。

このドラマにはいわゆる「悪い人」がいない。最初は美登里が悪役として安子の前にそびえ立つのかと思ったが、15話では可愛らしいところを見せた。彼女は悪い人ではなく、息子を溺愛する一人の女に過ぎなかった。ちょっと人として器が小さいかなとは思うが。

稔は窮地に追い込まれると何もできないことを暴露してしまったが、父親が認めてくれた後も、母親の説得には相変わらず役に立たなかった。安子が近づいて懐柔したからよかったものの、「稔さん、なんとかしてください」と黙って何もしない女だったら、あの場はどうなっていたか。稔と安子は、「稔が安子を守る」という関係ではなく、「安子が未熟な稔を支える」という関係なのだ。

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