岡田准一主演で映画化されていたとは知らなかった。
題名 | ザ・ファブル |
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原作 | 南勝久 |
監督 | 江口カン |
出演 | ■組織/岡田准一(佐藤明)、木村文乃(佐藤洋子)、佐藤浩市(ボス)、 ■デザイン企画オクトパス/佐藤二朗(田高田)、山本美月(清水岬)、好井まさお(貝沼悦司)、 ■真黒組/光石研(浜田広志)、安田顕(海老原剛士)、柳楽優弥(小島)、井之脇海(クロ)、向井理(砂川)、福士蒼汰(フード)、木村了(コード)、 ■その他/藤森慎吾(河合ユウキ、軟派な男)、六角精児(バーのマスター)、モロ師岡(鉄板焼き屋の店長)、宮川大輔(ジャッカル富岡)、他 |
制作 | 日本(2019年6月21日公開) |
時間 | 123分 |
粗筋
大仕事を果たした佐藤明・洋子兄弟が、大阪で身を隠し、「普通の人」として生きることを始めるところから、風俗店で働かされそうになる岬を救出するところまで。ほぼ原作通り。
雑感
- キャスティングはどの役もすぐれていたけれど、ピカ一は佐藤洋子役の木村文乃だ。酔っぱらってのバカ笑い。一方、回し蹴りで暴漢を倒すなど、決めるところは決めてくれた。木村文乃ってアクションもできたの? というかあんなに高く足があがるのすげー。
- 佐藤明役に岡田准一をもってきたのははるほどという感じ。アクションはもちろんだが、無表情でボケるところとかはまさに岡田の真骨頂。入口からは入れないといって一瞬で壁をよじ登ってしまうところなどは岡田でなければできないところだが、肝心のアクション・シーンが銃撃戦がメインだったのは面白くなかった。岡田がやる以上、もう少し肉弾戦を見せてほしかった(借金だらけのプロレスラーを素手で倒すシーンは短過ぎてつまらなかった)。
- 原作を読んだ時、本作のヒロインは岬ちゃんだろうと思ったのだが、岬に山本美月を当てたということは、制作側は、本映画のヒロインは佐藤洋子だと考えたわけだね。それなら佐藤洋子にもう少し見せ場があってもよかった。岬がビルから落ちそうになった時に洋子が助けるとか。