窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「カムカムエヴリバディ」(50):野球狂の叔父

第11週「1962-1963」(水)

放送日

  • 2022年1月12日

概要

るいは、これ以上ジョーに近づくと心を持っていかれそうで怖くなり、Night & Dayへの配達も平助に代わってもらう。

Night & Dayではトミーが、いつまでもこんな店で吹いていても仕方ない、東京の一流店へ、そしてアメリカへと夢を語る。こんな店で悪かったな、と言いつつ、小暮が耳より情報を持ってくる。ジャズトランぺッターコンテストがNight & Dayで開催されることになった。関西一のトランペッターを決めるのだ。

ベリーは優勝はジョーだと信じて疑わないが、ジョーは出ないという。トミーは、なぜで出ないのか、オレをバカにしているのかと怒り心頭。ジョーは店を出る。

るいが歩いているとバットでボールを打つ音が。先日の子供たちが野球に興じていた。るいを見つけると声をかけ、投手をしてくれという。引き受けたるいは剛速球を投げ、バッターを打ち取る。

そこへジョーが通りかかる。親しげに言葉を交わするいとジョー。その様子を、ジョーを追ってきたベリーが見ていた。

Noght & Dayへ一人戻ったベリーは、ウイスキーをストレートでがぶ飲み。なんでジョーは自分に振り向いてくれないのか、なんでちんくしゃサッチモにはあんな顔を見せるのか、と荒れる。

トミーはベリーに「ジョーとデートさしたろか?」と持ち掛ける。

今日のトミーとジョー

「女をはべらすことと付き合うことは別や」

今日のベリーとトミー(の取り巻き女)

「あたし一人の値打ちは雑魚100人とおんなじや」
うしろで変顔でリアクションを取る小暮さんに心をわしづかみにされた。

今日のベリーとジョー

「ジョーの考えていることくらいわかる」
「やめてくれ。人のことがわかるなんて簡単に言うな」
そんなにわかるなら、ジョーの心が自分にないことくらいわかりそうなものだが……

雑感

るいの、これ以上進むと傷つくかも知れない、と思うと自分から逃げてしまう癖がまたしても勃発。まあ、恋愛ごとにはよくある話ではあるけれど、どこかでちゃんとぶつからないと、一生、いろいろなものから逃げなければいけなくなるぞ……と思ったが、配達は代わってもらったけれど、外でジョーと会った時は逃げずに近寄って話しかけている。ジョーの顔を見たら思わず話しかけてしまった、というところだろうか。

コンテストに出場しないというジョーに、トミーが本気で怒るが、怒る理由がわからない。ジョーがライバルの可能性があるなら、出場しないのは自分にとってチャンスだろうに。自分をバカにしているのが許せない、というが、コンテストに出ないことがなぜトミーをバカにすることになるのか。

トミーは他人の演奏を聴いていて、下手だと思った人はクソ味噌に言う。自分がそういう人間だから、自分もそう思われていると思ったか。まさに「自己紹介乙」というやつだが、仮にそうだとしても、コンテストで優勝なり上位入賞なりすれば、世間が認めたことになるのだから、ジョーのことなど気にしなければいいのに。トミーは、ジョーに「すごい、お前にはかなわない」と言ってほしいのか。

るいが野球をしているシーンは楽しそうでよかった。投げ方がもう少しうまければいうことなしなのだが。野球指導に山崎慎太郎の名前がクレジットされている。恐らく元近鉄バファローズで活躍した投手のことだろう。彼が教えても、どうしようもなかったのだろうか。本当に速い球を投げろと言っているわけではない。格好だけでいいのだから、ちょっと練習すればなんとかなるような気がするのだが。

ところで、屋外で、激しく身体を動かせば、前髪がめくれあがる可能性も増すが、こういう時は気にしないのね。

柊木陽太(回想)のクレジットが大月錠一郎になった。

今日のtwitter

これは紹介せずばなるまい。ちゃんと勇とジョーとるいだってわかるよ……。るいは上手投げだったけどな!


(2022/01/13 記)


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