窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「カムカムエヴリバディ」(65):第二子

第14週「1965-1976」(水)

放送日

  • 2022年2月2日

登場人物

概要

時代劇が大好きなひなたの元にビッグニュースが飛び込んできました。条映という映画会社がひなたの家からほど近い太秦に映画村というテーマパークをオープンさせたというのです。大好きな時代劇を撮影している現場を見られるということに興奮したひなたは、錠一郎と一緒にさっそく出かけていくのでした。一方、るいには心配事があって……。(公式サイトより)

来年、桃山剣之介が太秦に来てサイン会を開くという。入場料は1,500円。それに行きたくてたまらないひなたは、さっそく帰宅後にるいにねだるが、「四年生にもなって、お手伝いもせんと、あれしてほしい、これしてほしい言うんやないの!」と怒られてしまう。

実はるいは二人目を身ごもっていたのだ。不安なところに能天気にお金をねだるひなたに思わず感情的になってしまったが、ジョーに「これからはなんでも、赤ちゃんと半分こやな」と言われたひなたは、「我慢する、お手伝いもする」と約束するのだった。

雑感

るいは、外貨を稼いでいるのは自分一人だから、子供ができたと知っても手放しでは喜べなかったのだろう。でも赤ちゃんができたと知ってはしゃぐひなたを見て、笑顔になる。

るいは恐らく、幼い頃から(母が出て行ってから)ほしいものがあってもほしいと言えない生活を過ごしていた。家を出るお金もアルバイトをして貯めた。だからわがままなひなたに、これではダメだと思うこともあるのかも知れない。しかし、「いい子」であることはいいことじゃない。ひなたは、天真爛漫に親に次々とわがままをぶつけられる。それはいいことなんだ。

twitterには、店の手伝いを全くしていないのは信じられない、手伝いくらいしなさい、という意見が結構たくさんあって驚く。戦中戦後は小学生でも働かされただろう。安子もきぬも、店番や配達をさせられた。しかし、もう昭和50年。ぼくはひなたとほぼ同世代だが、小学生の時にクラスには商家の子供が何人もいたけど、店の手伝いをしている子は誰もいなかった。子どもは、学校へ行って、友達と遊ぶのが仕事。店の手伝いなんかさせたら、むしろダメだと思う。

その他

  • ジョーが子供たちの野球を見ながら、手帳に楽譜を書くシーンがあった。思いついたメロディを書き留めているのか? ジョーはゆっくり治っているのか、トランペットは吹けないが作曲なら……。うっかりすると見逃しそうなシーンだが、恐らく今後に重要な布石のシーンではなかったか。
  • 劇中劇で、黍之丞にあこがれるお茶の娘役で安達祐実が登場。贅沢な使い方だ。
  • サイン会が来年なら、お年玉を貯めておけばそのくらい賄えるのではないのかな……。
  • ひなたに赤ちゃんはいつ生まれるのか訊かれたジョーが「来週……」と答えるシーンがあった。この「来週」というのはドラマの上での「来週」の意だと受け取っていいですか、ジョーさん!



映画ランキング