窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「カムカムエヴリバディ」(68):英語の勉強開始

第15週「1976-1983」(月)

放送日

  • 2022年2月7日

登場人物

概要

大月家に古びたラジオがやってきました。るいは、英語がしゃべれるようになりたいというひなたに、毎朝ラジオ英語講座で勉強することを提案します。錠一郎の協力もあって、テキストを手に勉強を始めたひなた。そんなある日、クラスメイトの小夜子が映画村で出会った外国人の男の子・ビリーを連れて店を訪れてきました。ひなたの様子を見たるいと錠一郎は事情を察して……。(NHKオンデマンドの解説より)

放送が朝の6時45分からと聞いていきなりやる気を削がれるひなただが、ジョーが出席カードを作ってくれたり、一緒に聞いてくれたりして、聞き始める。最初は何を言っているかちんぷんかんぷんだったが、安子方式にテキストにカタカナでフリガナを振り、学校から帰って来たあとも復習に励むほどの熱心さだ。だが、ビリーを前にしたら一言もしゃべれなかった……

雑感

オープニングで、「伊藤サム(東後勝明)」と見ただけで興奮した。自分的にはこれが一番。伊藤サム先生は「高校生から始める現代英語」で現在お世話になっているし、東後勝明先生には中学生から高校生にかけてお世話になったのだ。僕が東後先生の「英語会話」を聞き始めたのは1977年だから、ひなたの翌年である(1977年は安田一郎先生の「続・基礎英語」を聞いていた)。松坂ヒロシ先生とペアで、テキストの値段は130円だった。

しかし、英語を全く勉強したことのない人がいきなり聞くには敷居が高い。ジョーも(恐らく若い頃、米軍基地にさんざん出入りしていたであろうから)ある程度英語は話せるようだし、るいも、幼い頃のラジオ講座だけでなく、中学高校で勉強したのだから、手ほどきくらいしてあげればいいのに、とは思った。もっとも、ひなたの目的がわからないから、きっかけだけ与えて当分様子見のつもりだったのかも知れない。

それより、1977年の放送は、確かに6時45分からだが、再放送が午後2時40分からと7時15分からの2回あった。その前年も再放送がなかったとは考えにくく、確かにひなたのいうように朝からというのは負担が大きいだろうから、夜聞くようにすればいいのに、とも思った。

とはいえ、ひなたの熱心さには舌を巻く。普段は呑気だが、ひとたびやる気になった時の集中力はすごい。恋するオンナゴコロの力か。

小夜子がビリーと再会できたのはよかった。彼女ほどの基礎力がある子が、実際に外国人と生の会話ができると、急激に上達するだろう。ひなたは「Hi.」と声をかけられても、何も言い返せず、残念だった。

第65話で登場したお茶屋の娘(安達祐実)の名前が判明。黍之丞が「おゆみ」と呼んでいた。



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