窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「敵か、あるいは」(7)

題名

  • 「鎌倉殿の13人」第7話「敵か、あるいは」

放送日

登場人物

概要

平家に幽閉された我が身を嘆く後白河法皇丹後局へ救出に名乗りを上げない源氏への不満をもらす中、平清盛から挙兵した源頼朝が石橋山で大敗したと知らされ悔しさで顔がゆがむ。そのころ、房総半島で再起を図る頼朝は有力豪族を味方にすべく、千葉常胤の元へ安達盛長を、上総広常の元へ和田義盛北条義時を送り込む。(NHKオンデマンドの解説より)

和田義盛北条義時が上総広常の元へ行くと、梶原景時も来ていた。広常を味方にした方が勝つのだ。梶原景時は官位を約束する。義時は、佐殿は天に守られているお方だと力説。そこへ、大庭の手の者が頼朝の宿を襲う計画が広常の耳に入る。広常はそのことを義時に伝え、坂東で起きることはすべて自分の耳に入るようになっている、佐殿が本当に天に守られているかどうか見ようじゃないか、と告げ、義時の帰宅を許さない。

頼朝は、宿の庭掃除をしていた漁師の娘(亀)を気に入り、部屋に引き入れる。ところが気づいた夫が殴り込みをかけ、人妻だったのか! と驚いた頼朝が慌てて逃げた後に大庭の手の者が襲ってくるという幸運で、またも命が助かる。

頼朝に加勢することに決めた広常は2万の軍勢を率いて頼朝に合流するが、のんびりとやってきて約束の刻限を大幅に過ぎてしまう。頼朝は怒り、遅参の者は戦場では役に立たない、帰れと怒鳴る。広常は詫びて許してもらう。あとで広常は、頼朝はなかなかの人物だと感心し、義時に、大将たるに相応しい人物でなかったら、首を刎ねて大庭のところへ持って行こうと思っていたと話す。

なお前回、頼朝の命を救ってくれた梶原景時に義時が礼を述べると、「大庭の軍勢はすぐ近くまで来ていながら、佐殿を見つけられなかった。この人は天に守られているのかも知れないと思い、殺してはいけないと思った」と答える。

奥州では、藤原秀衡の元で育った源義経が、兄に加勢しようと弁慶を連れて旅立つ――

雑感

上総広常を味方につける回だった。佐藤浩市がさすがとしかいいようがない。和田義盛北条義時を雑魚扱いしながらも言うことに耳を傾け、偉そうに振舞うがそれに見合う(それ以上の)力を持っている、情もあるが事態を冷静に見極めようとする頭もある。それを演じきれるのは佐藤浩市しかいない、ということはないだろうけど、佐藤浩市のよさがたっぷり味わえた。

さっさと味方についた千葉常胤には、頼朝は「そなたのことは以後父と思うぞ」と言葉をかけ、常胤を感激させたが、似たようなことを誰にでも言っていることを視聴者は知っている。

藤原秀衡源義経は顔見世として最後にチラと映っただけだが、二人が見つめ合う目と態度は、何も言わずとも、実子のように可愛がられて天真爛漫に育ち、実父のように信頼し尊敬していることを物語っていた。この義経と口はうまいが心の中では誰も信用していない頼朝では、なるほど……

その頼朝は、こんな事態でも(こんな時だからこそ?)女に手を出すが、それが幸いして命が助かる。三浦義村の「よくぞ、ご無事で」(棒読み)が笑えた。この時亀が「うちの人も殺して!」と言うが、これは、

  1. もともと夫婦仲は悪く、DVを受けていた。だから頼朝の誘いにも乗った
  2. 浮気がバレたら殺される! だったらいっそ夫を殺して

のどちらだろうか?

(2022年2月24日 記)


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