第21週「1994-2001」(金)
放送日
- 2022年3月25日
登場人物
- 森山良子(アニー・ヒラカワ)
概要
いよいよハリウッドの映画製作チームが視察のために来日。英語で映画村を案内するという大役を任されたひなたは、緊張しながらもなんとかその役目を果たします。上司の榊原から、この映画で日本人俳優の大規模オーディションが行われることを聞くと、俳優を辞めて去って行った五十嵐のことが頭をよぎり……(NHKオンデマンドの解説より)
ハリウッドからきた一団の中に、日系人と思われる年輩の女性がいた。キャスティングディレクターのアニー・ヒラカワである。日本に初めて来たという彼女は、ひなたの英語を褒め、勉強を続けるように言って去って行った。
二年後の2001年、映画のオーディションが行なわれることになり、やってきたアクション監督は、五十嵐文四郎……?
今日のひなた
「あほやなあ、あんたは。あともうちょっと辛抱していたら、スターになれたかもしれへんのに」
今日のアニーとひなた
"Miss Otsuki, how do you come to speak English so well?"
今日のアニーとひなた(その2)
"Miss Otsuki, keep on learning English. I'm sure it will take you somewhere you never imagine."
今日のひなたと一恵と小夜子と小夜吉
「あとはひなちゃんだけやね」
「おかあちゃん、そないなこと言うたらあかんで。お嫁さんになるかならへんかは人それぞれなんやさかい」
今日の虚無蔵とひなた
「おひな、近頃のそなたの八面六臂の活躍ぶり、見事なものじゃ。あの夏、そなたをここへ誘うたこと、我ながら慧眼と自賛しておる次第」
雑感
アニー平川は何者か
今日の最大の関心事は、アニーは何者なのか、というより、アニーは安子なのかそうでないのか、だろう。本人は、日本に来るのは初めてと言っていたが、道場に案内された時に神棚をじっと見ていたり、ひなたがラジオの英会話番組で勉強したというと、「まだやっていたの?」と訊き返したり、ラジオ体操の話をすると何か知っている素振りを見せたり。そして、英語の勉強を続ければ、思いもよらない場所へあなたを連れて行ってくれる、と、かつて安子が言われた言葉をかけるなど、香ばしい匂いを撒き散らしている。アニーという名前も、安子(あんこ)をもじったものと考えるとつながる。
しかし、安子がなぜハリウッドで仕事をしているのか、ヒラカワという姓は何なのか、なぜ日本に来るのは初めてだと嘘をつくのか、説明できない。ここいらあたりは、今日のところはわざと謎めかせているのだろう。
個人的には、安子本人であることはあり得ないと思っている。これは、もし安子が再登場するなら上白石萌音でなければいけないのであり、他の役者、森山良子などが演じてはいけないと思うからだ。しかし、安子は最後まで登場しないと思う。恐らく安子の消息を知る、安子とは浅からぬ縁のある人なのだろう。それがどういう縁かは、来週のお楽しみ。
文四郎は何者か
あのままいなくなって終わりのはずがないと信じていたが、満を持しての再登場……なのか? ハリウッドのアクション監督が行くと言われて待っていたら文四郎が来たのだから、彼がアクション監督? でいいのか?
東京で会社員をやっていたのならともかく、どういう経緯でハリウッドなのかはわからないが、映画関係の仕事をしているなら、連絡くらいしろよと思うが、とにかく文四郎に関しては、来週の説明を待つしかないだろう。
その他
- 小夜吉はいい子に育った。お父さんの吉之丞は、今はいい人だけど、子供の頃はいじめっ子だったことをひなたも一恵も知っているから、お母さん似なのだと思っているかも知れないが、実はおじいちゃん似であることを視聴者は知っている……。そうすると、この子も大人になると小夜ケチになるのか……