第01週「お母ちゃんとわたし」(月)
放送日
- 2022年10月03日
脚本
- 桑原亮子
- 嶋田うれ葉
- 佃良太
音楽
主題歌
- back number「アイラブユー」
語り
登場人物
概要
舞は、ねじ工場を営む父・浩太、母・めぐみ、兄・悠人の4人で東大阪に住んでいる。舞は原因不明の発熱の為、小学校を休みがちだが、始業式から八日目、発熱もなく登校する。小学校には舞のお気に入りのうさぎ・スミちゃんが飼われている。幼なじみ・貴司の薦めで飼育係になった舞は、生涯の友人となる久留美とスミの世話をすることになる。一方、舞の隣家でお好み焼き屋を営む梅津雪乃は心配する。(NHKオンデマンドの解説より)
雑感
新学期早々に7日も休んでしまい、学校に行きづらいが、めぐみは「スミちゃんが待ってる」と舞を励ます。親友かと思ったが、親友ではあったが、うさぎだった。うさぎに一人で話しかけている様子を、貴司がじっと見ていて、飼育係に推薦する。舞は友だちらしい友だちがいないこと、でも気にかけてくれる人がいることがわかる。
舞が貴司に、友だちと遊べてええなあ……と言うと、貴司は、ただ合わせているだけだとぶっきらぼうに答える。これは本心ではなく、友だちと遊べない(身体が弱く走ると熱が出る)舞を気遣ってと思われる。
うさぎが逃げ出してしまい、それを追いかけて舞と望月久留美が走る。すぐに貴司が見つけ、大事には至らずに済むが、久留美が舞に「走らせてしまってごめん」と言い、貴司が舞に「飼育係を押し付けて悪かった」と謝る。些細なことだが、素直に謝罪できる彼らは偉い。
舞が「家族で旅行する夢を見た」と話すと、浩太は「それはええなあ。いつか本当に行こうな」と言う。否定せずに肯定してくれる父はいいなと思う。
舞の発熱は、医者へ行っていろいろ検査したが、原因不明。ただ「走ると熱が出る」ことがわかっていて、体育を見学し外遊びを控えるなどの対策は取っている。
主人公の年齢は明言されなかったが、三年生くらいか。1994年4月の出来事だから、舞の両親が自分と同世代ということになる。東大阪が舞台ということは、1995年1月17日のことも描くということか……
五島からめぐみ宛てに絵葉書が来た。めぐみは五島の出身らしい。舞がそれを知らなかったということは、あまり実家とは懇意にしていないようだ。一方、近所の貴司の母は舞の身体を気遣ってくれるなど、近所づきあいはうまくできていることが示唆される。
あまり厭な人の出て来ない、楽しい話になるといいなあ。