窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(005)

第01週「お母ちゃんとわたし」(金)

放送日

  • 2022年10月07日

概要

祥子に促されて自分の「行きたい」という気持ちをめぐみに告げた舞は、海の校外学習に参加する。舞を案じて気をもむめぐみ。そんな中、生徒の一人がはだしで海に入り、オコゼを踏んでしまう。周りはパニック状態に。舞は海から出ようとするが転んでしまい、怪我をしてしまう。一方、めぐみと祥子は手作りのジャムを車で運搬している途中でその騒動に遭遇する。めぐみは車を降りていちもくさんに舞のもとへ駆けていく。(NHKオンデマンドの解説より)

祥子はめぐみに、舞を置いて大阪へ帰るように言う。舞のことを心配し過ぎだ、そのために舞はめぐみの顔色ばかり窺って、自分の気持ちを閉じ込めてしまっているのに気付かないのか、と。めぐみが驚いて舞の顔を見ると、舞は「ううん、そんなことないよ」とばかりに顔を横に振る。そういう風にめぐみの顔色を窺っているわけだ。

納得のいかないめぐみだが、夜、一人で潮風に吹かれて思い起こすと、舞が「しない方がいい?」「やめておいた方がいい?」と後ろ向きのことばかり言っていたことに気づく。そして、大阪へ帰る決心をする。

めぐみが心配をするのは当然だ。舞がやりたいことを抑えざるを得ないのは、めぐみのせいではなく、病気のせいである。興奮したり、運動したりすると発熱するのだから当然だ。しかし、抑圧が舞の病気の原因となるとやっかいだ。祥子のやり方で収まるかも知れないが、悪化する可能性もある。

それにしても、まさかめぐみが舞を残して大阪に帰ることになるとは思わなかった。が、結果的には最善の結果を生んだと思う。今のままでは悠人は母親に見捨てられた(は大げさでも、妹を優先して自分は後回しにされた)と思っていて、この解決策が示されていなかったし、浩太も、こっちのことは任せろと言いつつ早くも請求書の束が机の上に積まれている状況だったから、めぐみが帰阪すれば両社は解決するのだ。

しばらく悠人は母親を独占し、精神を安定させてほしい。五島に独り残った舞の運命やいかに。


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