Amazon Primeにて視聴。
題名 | 劇場版 きのう何食べた? |
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原作 | よしながふみ |
脚本 | 安達奈緒子 |
監督 | 中江和仁 |
出演 | ■家族:西島秀俊(筧史朗)、内野聖陽(矢吹賢二)、田山涼成(筧悟朗)、梶芽衣子(筧久栄)、矢吹峰子(鷲尾真知子)、他 ■筧の職場:高泉淳子(上町美江、大先生)、チャンカワイ(上町修、若先生)、中村ゆりか(小山志乃)、他 ■矢吹の職場:マキタスポーツ(三宅祐)、奥貫薫(三宅レイコ)、松村北斗(田渕剛)、他 ■友人関係:山本耕史(小日向大策)、磯村勇斗(井上航)、田中美佐子(富永佳代子)、矢柴俊博(富永)、真凛(富永ミチル) 唯野未歩子(スーパー中村屋)、他 |
公式サイト | 劇場版「きのう何食べた?」公式サイト |
制作 | 日本(2021年11月3日公開) |
時間 | 120分 |
感想
とても面白かった。昨年公開された時は、新型コロナの感染状況を鑑み自粛したが、見に行きたかった。劇場ではないが、見られてよかった。何度も何度も笑った。笑って泣いた。
原作は短編集なので、そのまま映像化すると話が細切れになる。確かに小さなエピソードの積み重ねではあるが、全体を貫く大きな話もあり、決して短編を繋ぎ合わせただけではない、ちゃんと2時間のストーリーになっていた。ケンジの誕生日に二人での京都旅行をプレゼントするシロさんに、何があったのかと訝るケンジと、後半でケンジが病院通いをしていることを知ったシロさんがあらぬことを心配するところがブックエンドになっている。脚本家の腕前だと思う。
全体を貫くテーマは「家族とは」ということだろうか。年を取った親とどう向き合うか。決して若くない自分たちも、これからどのように生きていくか。そのためにどのような努力をするか。身につまされることも多かった。